融資

2011年02月09日

融資

僕は金融機関で働いていて、今は融資をすることが仕事です。

時には融資をしないことも仕事です。



2、3年前、融資をしなかった借入相談がありました。

数億円の事業拡大です。

財務基盤と債権保全は脆弱ながら、事業計画に妥当性があり、融資すべきと判断しました。

おそらく、うちの会社でも融資すべきだと前向きに取り組む担当者は少ないんじゃないかと思います。

業界の特性と決算書ではわからない会社の強みと事業スキームがうまくマッチしてストーリーとなりました。

いわゆる審査の目利きですね。

一度は本部に差し戻されましたが、再度整理して本部に説明に行き、なんとか部長まで条件付きで了解をもらいましたが、結局は差し戻されました。



組織としての結論は出たため社長と専務に説明しました。



融資すべきだったのか、融資すべきじゃなかったのか、僕の中では永遠の課題でした。



久しぶりに専務に逢いました。

あれからリーマンショックを始めとしていろいろなことが起こりました。

「今思えば、あの時に事業をしなくて良かった。審査が通らなくて良かったよ(笑)。」

本心なのか、皮肉なのか、強がりなのかはわかりませんが、笑顔でそんなことを言われました。

「あの時に事業が出来ていれば」と思われていないか、少なからず不安でした。



ただし「あの時に事業をやらなくて良かった」という言葉がずっとひっかかります。

これが本心であれば、当時「融資すべきだ」と判断した僕は間違っていたことになります。

あの時融資していれば、役員や従業員数十人を不幸にしてしまったのかもしれない。

今頃後悔していたのかもしれない。



一方で、もしかしたら事業が大成功していたのかもしれない。

今となってはわかりません。

過去の事象にタラ、レバは意味がありませんから。



融資は、経営者の夢を実現させる力を持つ一方で、人生を終わりにさせる力をも持っている。



だからといって融資を怖がってはいけない。

リスクがあっても必要な融資は積極的にやらなければならない。



これもまた、永遠の課題ですね。



顧客の相談には親身に対応して、融資をするにしろしないにしろ、お互いが納得出来る結論を出す。

今まで大切にしてきたことと変わりません。



そう心に言い聞かせて、また明日から頑張ります。



かけだし金融マン(mixi)でした。



kou_blue97 at 21:10|PermalinkComments(2)TrackBack(0)

2010年01月31日

経営マインド

土曜日も仕事でした。

ある業界の若手経営者の集まりがあり、「金融機関との付き合い方」について30分程度話をして欲しいと依頼があったからです。

参加者は25歳〜40歳くらいまでの経営者や後継者の方々20名弱。

普段から30分話す機会なんてあまりないので、時間の配分が一番気がかりでした。

とっても不安。

実際に話してみると、計ったかのようにジャスト30分。

会議の進行に迷惑おかけしなくて何よりでした。



内容は「金融機関との付き合い方」というテーマで、話をさせていただきました。

実際に資金調達する際に必要なこと、債務者区分をあげるために必要なこと、融資担当者の視点、失敗事例、金融検査マニュアルや金融円滑化法案について、簡単に話をさせてもらいました。

当然もう知っていることや当たり前のこともあったかもしれませんが、同世代の方々が実際に経営を行う中で、ちょっとでも気にしてもらえたり、役に立ててもらえたら嬉しいなと思います。



懇親会では、皆さんの熱い想いを聞かせていただき、とても刺激を受けることが出来ました。

産業として自分たちの世代で業界を変えていきたい方や、技術者としての夢やロマンを抱く方や、経営者としてのあり方を追求される方など様々。



懇親会、二次会、三次会と楽しい時間を過ごさせていただきました。

ありがとうございました。



かけだし金融マン(mixi)でした。



kou_blue97 at 23:11|PermalinkComments(2)TrackBack(0)

2009年11月21日

房総のむら

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3a88542d.jpg竹馬


3f48f42f.jpg紅葉


こんにちはかけだし金融マン(mixi)です。



今週もしんどかった。年末は資金需要が多いですからね。経営者の方々も、「『クリスマス』の時期なんて、借入の返済も多くて、本当に『苦しみます』だよ」なんて声も聞こえてきます。

必要な時期に、必要なお金を供給出来なければ、僕らなんている意味がない。

存在する必要がない。

会社の看板背負って融資の仕事をしている以上、やらなければならないことはやり遂げます。多少無理しても。



というわけで、今週も仕事は頑張ったので土曜日はリフレッシュ。

成田山公園に紅葉狩りでも行こうと向かったが、途中で目的地を変更。

千葉県立 房総のむらへ。

自然がたくさんで癒されました。

ひさしぶりに竹馬なんか乗ったり、赤とんぼ捕まえたり、毒キノコ見つけたり。



帰りはびっくりドンキー。久しぶりの家族の外食。息子はハンバーグにパインのせ、娘はハンバーグにチーズのせで。

そういえば、アメフトの合宿中にマネージャーが、びっくりドンキー風のハンバーグ+サラダを作ってくれたの思い出した。

そんな土曜日。



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kou_blue97 at 23:19|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2008年10月11日

自信みなぎるしいたけ茶

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こんにちはかけだし金融マン(mixi)です。



しいたけ茶でひと息

やっと国産椎茸使用のしいたけ茶を見つけました。





青森で働いていた時に

本当にお世話になった先輩とお客さんを訪問したら

しいたけ茶が出されました。



その先輩は

僕に仕事のやり方を教えてくれました。



僕が3年目から4年目にかけて

だんだんと難しい仕事も任されるようになってきた頃

仕事のやり方

考え方

さばき方の基本を教えてくれました。



初めての本部決裁の案件で

本部から厳しい意見を言われて悩んでいた頃

『誰よりもお前がそのお客さんを一番詳しいんだから、

お前が一番自信持たなくてどうするんだ!!

本部だろうがビシッと言ってやれ!!』



と勇気づけられたことは今でも忘れられません。



そんなことを思い出しました。



しいたけ茶。



マグカップもお気に入り。





kou_blue97 at 13:17|PermalinkComments(2)TrackBack(0)

2008年04月03日

新入社員に告ぐ

かけだし金融マン(mixiはこちら)です。





初々しいスーツ姿の若者たちが

大きな志を抱きながら入社してくる。



やがて社会の荒波にもまれながら

あの輝いていた志が姿を消し

融資実績や業績評価という魔物が

頭の中も体の中を支配し始める。





研修を終えた新入社員たちは

支店に配属され

また研修や同期会で顔を合わせることとなるが

『俺は○千万の融資をした』

とか

『僕は○億円の案件を手がけている』

とかの話題になるのはよくあること。





忘れてはいけないのは

重要なのは金額だけではないこと。





金額に関係なく

融資や取引の1つ1つには

経営者の夢や想い

社会的意義や公益社

経営者の生活

従業員の生活

それを支える家族の生活

様々なものが込められているということ。





デカい金額をやることなんかより

そういうものを理解しながら

取引可であったり

取引不可であったり

正しく判断していくこと

それが大切なのではないかなと

僕も初心に立ち戻ります。





会社のお金だから

感覚が麻痺することもあるけど

1つ1つの仕事を大切に頑張れる金融人になってください。



同じ社員なので

一緒に頑張っていきましょう。



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kou_blue97 at 07:56|PermalinkComments(2)TrackBack(0)

2006年06月15日

顔のみえる位置

4月からこの支店にやってきて、
審査セクションに配属されて、
はや二ヶ月半が経過します。



仕事内容は、
渉外や取引先係があげてくる融資案件などを、
四六時中審査しています。



前任店では、ちょっと仕組みが異なっていて、

1つ1つの融資に対して、お客様の顔や、
事業プランや、
経営マインドを、
直に見たり聞いたりすることが出来ましたが、

今は、
書類審査ばかりで、
お客様の顔なんてみたことも、
工場など現場もみたことがありません。





書類審査だけじゃなく、
水着審査もしたいとか、
そんな希望はおいといて、



経営は会議室でやってるんじゃない、
現場でやってるんだとか、
そんなセリフもおいといて、



書類だけじゃなく、
数字だけじゃなく、
ハートとマインドも大切に、
審査していきたい。


最近の切実な想いです。



ハート&マインド。
(H&M)



この夏のキャッチフレーズです。


kou_blue97 at 08:38|PermalinkComments(1)TrackBack(0)

2006年03月09日

信用を供与することと、信用を強要すること

昨日の記事のタイトルを『僕と彼女と彼女の生きる道』にすれば良かったと、ちょっと後悔しているかけだし金融マンです。



さて、『信用』の大切さについて、どうお考えですか?


金融取引にあっては、『信用』により、融資の可否から融資条件(金額から期間、金利、保全まで)が変動します。取引する側にとっては、相当重要な問題ですよね。


簡単に言うと、信用力が高ければ融資条件は良く、信用力が低ければ融資条件は悪くなります。(ただし、金利については信用力以外にも、融資期間の影響が大きいです)



全く違った観点からみると、信用力が高ければ、多少コンパに行ったり付き合いで帰りが遅くなっても大丈夫ですが、信用力が低ければ、なかなか自由になれず、挙げ句の果てには携帯メールまで監視されます。



信用力が低ければ、なぜメールまで監視されるのか?


おそらく、浮気やウソ等前科があるなど、付き合いの実績の中で、何かしらの原因があるはずです。



金融取引にあっても、取引実績の中で延滞・事故等の履歴があったり、財務や情報開示が不透明・粉飾であるなどが原因で、信用力が低下することも少なくありません。




やはり、何より誠実に生きていくこと・経営していくことが大切で、それを継続し続けることが、信用力を少しずつ高めて行くのでしょうね。



何度も浮気したり、ウソを繰り返している人が、『俺を信じてくれ』と言っても、ただの信用の強要でしかありません。


1度失った信用を取り戻すのは容易ではありません。誠実に生きていきましょう。




えっ?自分に言い聞かせてるのか?ですって?
一応、かけだし金融マンは、誠実に生きてますよ。今までも、そしてこれからも(笑)。


kou_blue97 at 08:59|PermalinkComments(31)TrackBack(2)

2006年03月04日

livedoorに学ぶ『社長』と『代表取締役』

さて、今週はA社への融資手続きを進めてきましたが、債務者A社と保証人となるB社の代表者が同一人物である場合、B社の保証について誰に証明してもらえば良いか、ということについて整理しました。


ちょっといつもと違いますよね。つまんないとか言わないで下さい(笑)。


社長って一番偉いようにみえますが、社長が会社の代表権を持っていなかったり、会長や専務が代表権を持っていたり、注意しなければ実態は良くわかりません。livedoorの社長も代表権持っていませんよね?間違ってたらごめんなさい(笑)。



株式会社や有限会社の場合、代表取締役及び取締役については商業登記簿に記載されていますが、社長が誰か、専務は誰かということはわかりません。


逆に見れば、もらった名刺に社長とか専務とか書いてあっても、もしかしたら代表権を持っていない可能性があり、法人としての意思決定権限がないかもしれないのです。


ややこしいですが、抜かりなく、細部までキチンと詰めて仕事を進めていかなければと再認識しました。



家庭でも同じですよね。夫は一見社長のようにも見えますが、権限がなく、妻が代表権をにぎっているケースも少なくないのではないでしょうか?


理想は夫と妻の50%ずつの共同代表権ですよね。そういう関係を大切にしていきましょう。


もしかしたら、おだいりさまも、弱い立場だったかもしれませんね。


kou_blue97 at 10:49|PermalinkComments(4)

2006年02月27日

コンブライアンスに体も心も縛られる、若き金融マンの葛藤

お客様から借入のご相談を受けた場合、いろいろ調べて・書類を用意して、最終的に融資決定が出るまでは、担当者による融資の内諾はもちろん、内諾と認識されるような行動や発言により、損害賠償の対象となってしまうこともあります。

この実態により、なかなかお客様と腹を割って話すことが出来ません。おそらくこちらが壁を作ってしまうのでしょうが、人付き合いをするうえでとても寂しく感じます。


また、経営内容如何では今後の取引方針が変わってしまう恐れもあるため、日常的な訪問時にもなかなか打ち解けた話も出来ません。飲食なんてご法度です。


距離を置いた付き合い方が必要なのは理解してますが、度が過ぎると『堅い、冷たい、親身になってくれない』などの印象を持たれてしまいます。


いくら信用が大切な金融マンといえども、あまりに人間味がなければ、本当の意味での信用は得られませんよね。


相手に心を開いてもらうには、まず自分から心を開くこと。人間社会で当たり前のことが、出来ない時がある。本当にそれでいいのでしょうか?


金融マンよ!!お前はうちの会社の台所事情まで事細かに入り込むくせに、お前のその杓子定規な態度は何なんだ!!
とか、
お前らは数字に詳しくとも、人の心がわからないのか!!
とか、
そういう印象を持たれている方も少なくないかもしれません。


それでも誠実に、かつ信用されるようお客様と接していく必要がある。


いろいろな葛藤をかかえながら、また明日へと向かっていきます。


頑張れ、若き金融マン!!
(自分で言ってしまいました。誰も言ってくれなぃもので(笑))


kou_blue97 at 07:30|PermalinkComments(6)

2006年02月15日

僕が金融マンを目指した理由。

今日はとても有意義な1日でした。

中小企業の社長様といろいろお話が出来てまた1つ世界が広がった感じがします。

僕が金融マンの道を選んだ理由、それは経営者の方々と接する(生きた経済と接する)機会が多いから。

普通、僕みたいな若輩者が中小企業といえど社長と会い経営マインドを語ってくれる機会なんて訪れないですよね。

立場上それが出来る。

なんて幸せなんだろう。なんて勉強になるんだろう。

やはり僕にとって、経営者(特に製造業)は憧れます。

自分が会社を動かすなんて。

羨ましいです。

さらに製造業、モノを造るのって男のロマンじゃないですか。

でも金融マンも苦労はありますよ。

お金を扱うので精神的にキツイ。

融資が間に合わなかったらどうしようって夢に出てくる。

最近もうなされてす。

まあ仕事のストレスや苦労はどの仕事もありますよね。

みんな苦労して頑張って行きてるんだ〜。

自分は、経営者の熱い思いに応えられるようなスキル・知識・情報はあるのだろうか?

これからちゃんと身について行くのか?

永遠の課題ですが、一歩一歩進んでいくしかないですよね。

また1日1日頑張っていきます。


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kou_blue97 at 19:39|PermalinkComments(3)TrackBack(0)
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