2016年04月09日

春が来るのはまだ遙か・・・(第4話)浅草編

翌朝、目覚めると隣には遙の寝顔。

いつもは優しくて可愛いくて、優等生キャラの遙。

でも昨日は想いの内をぶちまけていた。

遥もいろいろ悩んでるんだろうな。

咲良と比べるなんて・・・意外だけど、愛おしく感じる。




今日、土曜は仕事の関係もあり浅草へ。

4117a717.jpg




浅草寺の雷門や仲見世のお土産等を見てはしゃぐ姿は、またいつも通りの遙だ。

本当に健気で無邪気。

遙には、幸せになってもらいたいし、春が訪れて欲しい。

遙か先ではなくて、すぐ近い将来に。



仕事の所用も終え、浅草の下町を散策。

遙「すごいねぇ〜、いろんなお店があって面白い。そして、昼間からお酒飲んでる人がいっぱい!」

俺「面白いなぁ、さすが下町!」

遙「ちょっと楽しそうですね。飲んじゃいませんか?」

俺「いいけど、おしゃれな感じじゃなくていいの?」

遙「もうそんな年じゃありませんよ。昭和の女ですから。さあ、入りましょう!」



店に入り、おススメのハイボールを片手に、モツ煮を味わう。

俺「なんか、こんな天気の良い昼間からお酒を飲むなんて、美味しいけどバチ当たりな気分だな。」

遙「ホント。お酒だけじゃなくて、いろんな意味で罪悪感があってドキドキですよね。」

俺「もう・・・酔っ払っちゃえ。」

aeb3f072.jpg


遙「先輩と咲良さんって、絶対結婚するだろうと思ってたくらい仲良しだったのに、別れたって聞いたとき凄い驚きました。なんで別れたんですか?」

紅く染まった顔の遥がいろいろと聞いてくる。

俺「若かったからな。お互い。いろいろあったんだよ。もういいじゃん。それより、遥は結婚しようと思ったことはないの?」

遙「私は、つき合った人とは結婚を考えたことはあるけど・・・。この人かな?って思っても、この人じゃないなって思っちゃって。運命の人に出会えてるんだか、まだ出会えてないんだか、もうわかんないや。」

俺「たぶん、これから出会えるんだよ。だから、大丈夫!」

遙「こっちにいた方が出会えるのかな、それとも札幌に帰った方が出会えるのか、教えて欲しい。」

俺「神様に聞いてみるしかないね。」

遙「神様、私の運命の人はどこにいますか?もしかしたら、今わたしの目の前にいますか?」

俺「俺なんかよりもっと素敵な男が現れるはず!」

遙「そうだといいな・・・。」



店を出て駅に向かう。



俺「途中の駅まで送るよ。大丈夫か?」

遙「大丈夫、羽田空港までついて行くから。」

俺「昨日から疲れてるだろ?無理するなよ。」

遙「ダメ。人の多いところでも、ラブラブしちゃうの。」

俺「今日もだいぶ飲んだな〜。」

遥「先輩の思い通りにばかりはさせないですから。絶対に都合の良い女になんてならないんだから。」



羽田空港についても、身体を密着させて、手をつないでくる。

誰かに見つからないことを祈るばかり。

酔っ払った遥は、もう手をつけられない。



俺「じゃあ、行くよ。元気でな。」

遙「ちゃんと娘さんにクッキー買った?息子くんは、奥さんにも忘れちゃダメだぞ!」

俺「忘れてないよ。こんな時に家族のことを思い出させなくていいから。」

遙「先輩だけ幸せなんてズルいな。これからも、先輩の思い通りにばっかりなんてさせないから。覚悟してくださいね。」

俺「覚悟しとくよ、ずっと(笑)。」

遙「ウフフっ。大好き。」



遙に、早く春が訪れますように・・・心の底からそう思い始めてきた。

でも、春が来るのはまだ遙か先の予感・・・











kou_blue97 at 19:54|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2016年04月08日

春が来るのはまだ遙か・・・(第3話)池袋編

久しぶりの東京出張が決まった。本社での仕事。

俺は遥(はるか)にメールを送る。

俺「来月の23日金曜に東京出張になったよ。遥は金曜の夜と土曜日は空けられる?大丈夫ならダブルの部屋を抑えとくから。池袋でいい?」

その日の夜、遥からメールが返ってきた。

遥「23日の夜も24日も大丈夫です。場所もおまかせします。ずっと会いたかったです。やっと逢えますね!」



出張当日、朝の飛行機で東京に向かう。

娘には「パパ、お土産はクッキーでお願い。忘れないでよー。」と言われた。

せっかくの本社なので、同期の仲間とランチ。みんなの近況を聞いて刺激を受け、午後の仕事を無事に終える。



遥との待ち合わせは19時。早目に着いた俺は、先にチェックインしようかと思ったが、遥を待つこととし、池袋駅前のカフェでコーヒーを飲む。ブラックの苦味が、大人の味であり、人生の深みを彷彿とさせる。

到着したというメールを確認して、店を出る。

遥が俺に気がつき、笑顔で近づいてくる。

遥「お待たせしました♪」

彼女の笑顔の純粋さに少し心が痛む。

俺「やっと逢えたね。」

2人でホテルにチェックインし、近くのスペインバルに入ることにした。



俺「元気だった?頑張ってる?」

遥「元気といえば元気ですし、頑張ってます。そして、ずっと逢いたかったです。」

スペインのスパークリングワインで乾杯する。

786e2b8c.jpg


遙「札幌には結構帰ってますか?」

俺「子供達もいるし、なかなか帰れないよ。年に1回、正月くらいかな。」

遙「そうなんですね。私は札幌を離れて10年、そろそろ帰ろうかなって思ってます。」




遙は大学時代のサークルの後輩。当時はただの後輩だった。

今からちょうど10年前。俺が会社に入ってまだ4年目、最初の配属先である埼玉に住んでいた頃、俺は遙と再会した。もちろん別々の会社だが、同じ部活の後輩の結婚式で再会し、意外と近くに住んでいることがわかり、意気投合した。

そして、何回か仕事帰りに飲みに行くようになった。

クリスマスが近づく12月。まだ新人だった彼女は、仕事で大きな失敗をし、会社を辞めて北海道に帰ろうかというくらい落ち込んでいた。

そんなことは知らず、年末に向けた多忙期でストレスが溜まっていた俺は、仕事以外の癒される飲み会を求めて、彼女を飲みに誘った。

遙「先輩、私・・・」

俺と遥は、男と女の関係になった。俺が結婚してからも、そして転勤してからも、少なくとも年に一度は逢瀬を続けていた。





俺「俺たちが埼玉で再会した時も、そんな話だったよね。もう10年か・・・」

遙「でも、大学生の時に先輩が酔っ払って、私に壁ドンしたんですよ。壁ドン!覚えてますか?」

俺「そういえば、なんとなく覚えてるよ。当時は壁ドンなんて言葉なかったけどな。」

遙「あの頃は、先輩は咲良さんと付き合ってて、お似合いのカップルでしたよね。」

俺「咲良といえば、こないだ鹿児島出張の時に偶然会ったよ。」

遙「えっ、そうなんですか。運命の再会なんて、ドラマが生まれませんでしたか?」

俺「もう昔のことなんだから、そんなことあるわけないじゃん。」

遙「怪しいなあ〜。でも咲良さんがいながら、私に壁ドンなんかしちゃって、先輩は昔から悪い男ですね。」

俺「俺はさ、自分に正直に生きてるだけだよ。」

遙「今思えば、あの時から先輩の存在が大きかったんです。あの頃も、そして今までずっと・・・。」



情熱の国スペインのお酒が進み、雰囲気に酔いしれる。

8a0c4800.jpg


遙「新しい恋に踏み出さなきゃ、いつまでたっても春が訪れないってわかってる。頑張って恋をしようって思ってるんです。」

俺「そうだよね・・・」

遙「それなりに言い寄ってくれる人はいるけど、先輩よりも素敵な人がなかなか見つからないんです。もう、ホント責任とってくださいよ!」








気持ちよく店を出た2人は、ホテルの部屋に戻った。



俺「飲み過ぎてないか?大丈夫か?」

遙「大丈夫〜。それより、私、可愛い?」

俺「可愛い可愛い。飲み過ぎたみたいだね。水でも飲んで。」

遥「ねえ、ちゃんと答えて。ホントに可愛い?咲良さんより?」

俺「・・・可愛いよ。」

遥「遥の春は、貴方しかいないんだから。貴方だけなの。ねえ、わかってる?」



俺は何も言えず、遥を強く抱きしめるしか出来なかった。








kou_blue97 at 23:30|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2015年03月21日

春の訪れ蜂須賀桜

徳島で、春の訪れといえば「蜂須賀桜」

蜂須賀桜(ハチスカザクラ)は、ソメイヨシノに比べて開花時期が非常に早く、紅色の花を咲かせます。紅色は、ソメイヨシノより若干濃く、花びらの先に紅のサシが入るのが特徴。

蜂須賀の名称は、もちろん当時徳島藩を治めていた蜂須賀氏に由来。羽柴秀吉に仕えた蜂須賀正勝(小六)の一族です。



というわけで、一足早く桜を見に行ってきました。

徳島植物園の蜂須賀桜です。

79b5c061.jpg


満開情報を聞いて行きましたが、ややピークを過ぎて葉桜になりつつある感じ。

でも、桜と春の息吹を味わえました。

桜も、空気も、景色も堪能。

cb7fb24a.jpg


徳島植物園から少し山道を歩きます。

fb8da9fb.jpg


途中は芝桜も満開。

山の上には緑の広場があって、サッカーとドッジボールで心地良い疲労感。

250a8a9e.jpg


さて、蜂須賀桜の次は、ソメイヨシノですね。

徳島の開花予測は3月26日、満開予測は4月2日。

楽しみです。

徳島城(徳島中央公園)とイルローザの森(神山森林公園)は必須。

0155503a.jpg



みどり(緑)立つ
やま(山)から望む
わか(若)き色
きぎ(木々)の隙間に
さくら(桜)咲き
くさ(草)木も香る
らんまん(爛漫)の春

今年もたくさん、さくら咲け!

kou_blue97 at 20:25|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2010年04月08日

咲良(さくら)

今週も仕事で田舎道をドライブしていますが、いろいろ春を感じる清々しい風景に心安らぎます。

桜に深い思い入れは得にありませんが、それでも桜は綺麗だなーって深く感じてしまいます。

北海道は静内の桜並木とか、弘前城の桜とかは本当に素敵でした。

桜だけではなく、田畑の風景も春の顔を見せはじめてくれています。

昨日なんて、山道に車を止めて山菜なのか野草なのかわかりませんが緑を摘んでいるお爺さん達の姿も見受けられました。

菜の花が満開な畑もありました。

花や草木も、動物達も、春の息吹を感じて、春の風景を作り上げて、すくすく育っていくんでしょうね。

街でも新入生や新入社員の若々しさがあふれていて、若芽もしっかりと根をはり大きく育って欲しいものです。

うちの息子も年長さん。

うちの娘もすくすくさん。

日々の成長が楽しみです。



うちの娘の名前を決める時に最後まで迷った名前が咲良(さくら)ちゃん。

今の名前に決めて本当によかったと思ってますが、桜の季節にふと思い出したりします。



花より団子的な家族ですが。

かけだし金融マン(mixi)でした。




kou_blue97 at 08:03|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2009年04月21日

春を買う

ad36f33d.jpg


587afcbe.jpg


こんにちわかけだし金融マン(mixi)です。



春ですね。暖かい。

春の感覚が北海道にいた頃に比べると全然違いますね。たぶん待ち遠しさも。

北海道はこの時期も山には雪が残っていて、まだ風が肌寒いことと思います。

桜や菜の花が咲いているのを見て、『春だね〜』と話しかける日々が続いたのか、最近は街を歩いたり車で通ったりして、新緑になりつつある木を見て

『ここはまだ春が来てないね〜』

と息子がつぶやくようになりました。



息子の中では

春=花

みたいです。



頭の中にいろんな方程式が芽生えるのはうれしいですが、

いろんなものを体験させて

いろんなものに触れ合って

幅広く柔軟に物事を考えられるようになって欲しいですね。



そういった意味では

釜飯を食べたり、抹茶を飲んだりも、貴重で大切な体験かもしれない。



抹茶と団子を食べました。

春を買ったということですね。



人気blogランキングへ

ブログランキング にほんブログ村

FC2BlogRanking


kou_blue97 at 22:49|PermalinkComments(2)TrackBack(0)

2006年02月20日

このまま春が来るのかなぁ〜。

この冬も前回同様に雪の多い冬になりました。何より交通の乱れについては悩まされました。行政も除雪業者も頑張ってくれていたとは思いますが。


ここ1週間、あまり雪が降らず比較的天気は良好です。朝晩は相変わらず冷え込みますが、日中は雪も溶け始めています。春も近いのでしょうか。


何故いきなり天気の話題になったかというと、今朝の日射しが明るく心地良かったから。先走って冬眠から覚めちゃうような、そんな月曜の朝でした。


北国に育つと、内地(方言?)の方々と季節感が違いますよね。4月の入学式にはまだ確実に雪が結構残ってますし、5月の花見は相当着込まなければやってられません。


日本も広くて地域毎に風土や文化も異なって面白いなと思いつつ、春をゆっくり待ちたいと思います。雪解けの時期により大きな影響を受ける商売もあり、自分の仕事にも関わりますので、いつもの年と同じくらいの時期になることを期待しますが。


春の足音を聴きながら、また1週間頑張りましょう。




kou_blue97 at 07:59|PermalinkComments(7)TrackBack(0)
Profileです。

kou_blue97

〇札幌生まれ札幌育ち。現在は東京在住(←徳島←千葉…)。転勤族のサラリーマン。ミスチル世代の団塊ジュニア。
〇好きなモノ
 アメフト観戦、ミスチル鑑賞、blog執筆、子供とおでかけ、HKT宮脇咲良を応援、転勤で知らない土地を満喫、現実と妄想の狭間で微笑ましく生きる、小さな幸せのかけらを積み重ねる。

アクセスカウンター
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

最新コメント
記事検索
画像
  • 2019 夏
  • 2019 夏
  • 2019 夏
  • 2019 夏
  • 2019 夏
  • 2019 夏
  • 2019 夏
  • 2019 夏
  • 2019 夏
  • 2019 夏
  • 2019 夏
  • 人々が美しく心を寄せ合う中で文化が生まれ育つ
  • 人々が美しく心を寄せ合う中で文化が生まれ育つ
  • 人々が美しく心を寄せ合う中で文化が生まれ育つ
  • 奥多摩で洞窟探索
  • 奥多摩で洞窟探索
  • 奥多摩で洞窟探索
  • 奥多摩で洞窟探索
  • 奥多摩で洞窟探索
  • 奥多摩で洞窟探索
  • 奥多摩で洞窟探索
  • 奥多摩で洞窟探索
  • 奥多摩で洞窟探索
  • 奥多摩で洞窟探索
  • 奥多摩で洞窟探索
  • 奥多摩で洞窟探索
  • 僕たち私たちの近況@東京
  • 僕たち私たちの近況@東京
  • 僕たち私たちの近況@東京
  • 僕たち私たちの近況@東京