2015年06月08日

今を頑張らないと未来はない(AKB総選挙)

スポーツの世界では、泣いても笑っても最後の戦いとなる決勝戦が白熱して興奮する試合だが、さらに実力が均衡し白熱して興奮する試合がある。

それは、入替戦。

勝てば天国、負ければ地獄。勝てばキラキラと輝く夢の1部リーグでの1年間。負ければ2部リーグでの1年間。まさに天国と地獄であり、決勝戦よりもシビアと言えるかもしれない。



大学1年生の時、僕のチームは1部リーグ最下位となり、入替戦に出場し、試合に負け、2部リーグ降格が決まった。僕は、まだ力不足で試合に出られず、ベンチから声を出すことしか出来なかったけど、僕たちを優しく、時には厳しく導いてくれた先輩たちの涙を見て、僕も涙が止らなかった。

大学2年生の時、僕のチームは2部リーグで優勝し、入替戦に出場し、僅差で試合に負け、2部リーグ残留が決まった。僕は、少しづつ試合に出始めたものの、最下位ながらも1部リーグで戦ってきた相手チームに力の差を見せつけられ、自分の未熟さとふがいなさ、先輩たちへの申し訳なさに悔し涙が止まらなかった。

大学3年生の時、僕のチームは勝てば2部リーグ優勝が決まる最終節で、僅差で試合に負け、2部リーグ敗退が決まった。僕は、やっと試合でも活躍出来るようになったものの、その試合は怪我で欠場。怪我をおして出場するか悩んだ結果、先輩の「入替戦までにしっかり治せ」という言葉に甘え、フィールドに立つことなく、僕たちのシーズンは終わった。怪我をしてチームに迷惑をかけたこと、試合に出なかったこと、1部リーグで試合をすることが出来ないこと、いろんな思いで悔し涙が止まらなかった。

毎年、悔しさと自分の不甲斐なさに涙し、何が足りなかったのか、何をしなければならないのか、悩む日々が続いた。



AKB選抜総選挙。そこにも、16位と17位の間には、まるで天国と地獄のような厚く大きな壁が存在する。



今年こそはと選抜入り(16位以内)を目標に掲げ、選抜入りが確実視されていたHKTの3番手のエース児玉遥。

地元福岡での開催であり、会場全体が「まだ呼ばれるな」という空気だった。総選挙1位の指原莉乃も、20位の発表くらいから彼女の手を握り、16位まで呼ばれるなと願った。

しかし、彼女は17位で名前が呼ばれた。

悔し涙で号泣した。指原莉乃も号泣した。会場の空気も悲壮感に包まれた。彼女は嗚咽し、ステージまで歩くこともままならない状況だった。

ただし、ステージに上がった彼女には、涙はなかった。彼女は、スピーチの際には笑顔を取り戻した。

「自分はアイドルなんだ。投票してくれたファンに対する感謝を忘れてはいけない。精一杯頑張ったし、ファンも頑張ってくれたのだから、堂々と胸を張ろう。」というプロ意識が働いたのだろう。彼女は強い。素直に尊敬する。

でも、内面は悔しさに満ち溢れているはずだ。「あと一歩、自分に何が足りなかったのか」という自問自答を1年間繰り返す日々が待っている。そして、自分の1年間を責め続けるだろう。

この悔しさを乗り越えて壁を越えられるか、このまま終わってしまうのか、期待が高まる一方で、18歳の彼女にはあまりに残酷な結果だ。

彼女の涙に、入替戦で、後1TD、後数ヤードの差で負けた後、この1年間で自分たちに何が足りなかったのか悩み抜き、1年後に同じ場所でのリベンジに向けて戦う長かった1年間。その時の涙と苦悩の日々を思い出した。

試合に負けたとしても、「精一杯やったんだ。堂々と胸を張れ!」と言った尊敬する先輩の言葉を思い出す。



<児玉遥 スピーチ>
17位。素敵な順位をありがとうございます!!去年は、21位。ランクアップできました。目標の選抜入りはできなかったけど、順位以上に大切なものをみつけました。それは、皆さんと歩んできた道のりです。歌もダンスもできない普通の中学生がアイドルになり、HKT48初期のセンターに選ばれました。でも、HKT48のデビューシングルのセンターには新しい子が立っていました。私には、荷が重過ぎたみたいです。このグループを支えらなかったみたいです。そこから『元センター』というレッテルを噛み締めながら進んできました。周りには沢山のメンバーがいたけど、『元センター』を経験したメンバーはいなく、どこかでいつも孤独な自分がいました。そして、去年の9月HKT48の4thシングルで初めてセンターに立たせていただきました。そんなとき、沢山の方が「おかえりなさい。」「おめでとう!」「待ってたよ!」って言ってくださったんです。2年ほど経った今でも、そう思ってくれる人がいてくださいました。そこで、私は初めて孤独から解放された気がします。いつも、近くには皆さんがいてくれました。私は、孤独なんかじゃなかったんです。17位までの道のりは険しく薔薇のように感じたけど、今日皆さんと見た景色はキラキラ輝いていました。あと一歩。正直、悔しい気持ちはあります。でも、皆さんと一緒に勝ち取った順位。たくさんの想いの詰まった私の宝物です。ただ、私についている神様は意地悪であと一歩のところでいつも試練を与えるみたいです。神様は乗り越えられる試練しか与えない。私はこれを証明してみせたいです。すごい不器用で、思うように進めないことが多いけど、それが私の生き方なんだと思います。また、今日からスタート。来年に向けて、1年も準備する期間があります。さくらやさっしーと同じ景色をみたいです。一緒に、あの景色を見に行きたいです。皆さんの力が必要なんです。ついてきてもらえませんか?



大学4年生の時、僕のチームは2部リーグで優勝し、入替戦に出場し、僅差で試合に勝ち、1部リーグ昇格を決めた。試合残り時間30秒前くらいから涙が止まらず、人生で一番たくさん涙を流した。決して自分たちだけの力だけではなかった。先輩達が努力して、苦悩して、それでも勝てなかった過去があったからこそ、3年越しでやっと結果に結びついた。もう僕たちは引退で、1部という夢の舞台に立つことは出来ないけれど、未来をつくることが出来た喜びだけで満足だった。



<高橋みなみ スピーチ>
未来は今なんです。今を頑張らないと未来はないということ。頑張り続けることが難しいことだってすごく分かっています。でも、頑張らないと始まらないんだってことをみんなには忘れないでいてほしいんです。 私は毎年、努力は必ず報われると言ってきました。努力は必ず報われるとは限らない…そんなの分かってます。頑張りがいつ報われるかとか、いつ評価されるとか分からない。分からない道を歩き続けなきゃいけない。でもね、私は思います。頑張ってる人が報われてほしい。



僕らの前の代が、その前の代が、その前の代が「今」を頑張ってくれたからこそ、その未来である「今」がある。本当にその通りだと思う。だから僕らも「今」を頑張り続けることが出来て、未来につながるんだと思う。



宮脇咲良は、宣言どおり「神7」を達成した。7位。

<宮脇咲良 スピーチ>
去年はファンの皆さんから11位という夢への素敵なチケットをもらったと思っています。そして、私はそのチケットを持って、選抜という列車に乗ることが出来ました。その選抜が連れて行ってくれる場所は、凄く、きらきら輝いていて、夢に溢れていました。でも、選抜は何事も進むスピードが、とっても速くて、追いついていくのに必死で、先輩たちが、キラキラ輝いているのをみて、自分の未熟さばかりが、目についてしまいました。すごく悩んでいるはずなのに、なにに悩んでいるのか解らなくなったり、東京で一人でいることが多くなって、毎日一人で葛藤する日々が続いていました。でも今年の総選挙を通して、私は一人で立ち向かっていたのではなくて、廻りを見れば、沢山のファンの人たちが、私と一緒に戦ってくれていたんだなと、改めで実感しました。本当にみなさんありがとうございます。



翌年、4シーズンぶりの1部リーグ復帰となったチームは、夢の舞台に立つことが出来た。夢の舞台は、レベルが高く、スピードもパワーもレベルが違い、苦戦が続いた。苦悩も続いた。リーグ最下位となり、入替戦に出場し、僅差で試合に勝ち、1部リーグに残留した。後輩たちは、出来る範囲で「今」を精いっぱい頑張り、未来へつなげた。僕もその瞬間を見届けることが出来、涙が止まらなかった。



AKB総選挙が、なんか自分の青春時代と重なった。無理やりかもしれないけど、本当に重なった。僕の中では、自分の流した涙は、かけがえのないくらい美しい思い出と経験になっている。一生忘れない。



仕事のことはここには書けないけど、「今」を精いっぱい頑張り、「未来」につなげたい気持ちは変わらない。「過去の栄光」は美しいけど、「今」の仕事ぶりも美しい「過去」の栄光として語れるように、自分のやってきたことに堂々と胸を張れるように、頑張りたい。


kou_blue97 at 23:09│Comments(0)TrackBack(0) 察覆修梁召里海函 | 検淵▲瓮侫箸里海函

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kou_blue97

〇札幌生まれ札幌育ち。現在は東京在住(←徳島←千葉…)。転勤族のサラリーマン。ミスチル世代の団塊ジュニア。
〇好きなモノ
 アメフト観戦、ミスチル鑑賞、blog執筆、子供とおでかけ、HKT宮脇咲良を応援、転勤で知らない土地を満喫、現実と妄想の狭間で微笑ましく生きる、小さな幸せのかけらを積み重ねる。

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