2013年09月12日

その少年の目には僕らの社会はどう映るのか

今日も一日働いた。

夜明けとともに鳥が鳴き、僕らは農場へと駆り出される。

そして、太陽が沈み、夜行性の動物たちの気配を感じるころに、

僕らは農場を後にする。



疲労も、

空腹感も、

足腰の痛みも、

いつもと変わらない。



変わるのは、

収穫するものが、カカオ豆だったり、コーヒー豆だったり。

働く内容だけ。



そして、ママと幼い弟や妹のことを考えながら、眠りにつく。

また、朝がやってくる。

その繰り返し。



収穫されたカカオ豆やコーヒー豆を、何に使うのか、

食べるのか粉にするのか、

そんなことは知らない。

豆の名前だって本当は知らない。



ただわかるのは、

金持ちの国が買ってくれるらしいということ。



そして、そうやって頑張って働けば、

ママや幼い弟や妹が食べるものを買えるということ。

みんなが暮らしていけるということ。

だから、僕は頑張り続ける。






彼はまだ6歳。

過酷な労働環境の中、家族のために働いている。

カカオ豆がチョコレートになるなんて知らない。

チョコレートなんて見たことがない。

それでも、毎日頑張っている。





自由貿易(フリートレード)による貧富の差。

それは歴史が物語る。



僕らが毎日口にする

コーヒー、

紅茶、

チョコレートなど。

安価に手に入れることができる。



それらは、

人身売買や、

児童労働や、

奴隷制度の上に成り立っている。

すべてではないだろうが、

それなりの割合を占めているはず。



そうして僕らは暮らしている。




近年は、

公平貿易(フェアトレード)の動きも活発で、

日本国内でもフェアトレード商品を買うことができる。

何かの支援になるかもしれないし、

何の支援にもならず逆効果かもしれない。

きっかけくらいにはなるかもしれない。




その少年の目には、

僕らの社会はどう映るのだろう?

僕らの生活はどう映るのだろう?



僕らは、明日もきっとコーヒーを飲むし、

チョコレートだってたまには口にする。




コーヒーの苦味には、

チョコレートの甘味には、

少年たちのどのような気持ちが含まれているだろうか?



kou_blue97 at 06:44│Comments(0)TrackBack(0) 掘頁清箸里海函 

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kou_blue97

〇札幌生まれ札幌育ち。現在は東京在住(←徳島←千葉…)。転勤族のサラリーマン。ミスチル世代の団塊ジュニア。
〇好きなモノ
 アメフト観戦、ミスチル鑑賞、blog執筆、子供とおでかけ、宮脇咲良を応援、転勤で知らない土地を満喫、現実と妄想の狭間で微笑ましく生きる、小さな幸せのかけらを積み重ねる。

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