2008年12月15日

Xmasの贈り物

かけだし金融マン(mixi)がお届けする連載シリーズ物語。



『Xmasの贈り物』



第十ニ話



2人は駅からちょっと歩いたところにある雰囲気のいい居酒屋に入った。

カウンターに通されたが、二人掛けの可愛いシートに腰をおろす。



『ここ雰囲気良くないですか?』

『なんか凄くお洒落な感じですね。こんなお店なんて若い頃にしか来たことないです。私なんか似合わないかもしれないですよね。』

店にとっても、何よりケンジの飲む相手としても、自信のないケイコが控えめに話す。



『全然そんなことないですよ。今日お逢いした時から、本当に素敵で魅力的な女性だって、ずっと感じていますから。』

ケンジの言葉には半信半疑なケイコだが、忘れかけていた感情が蘇りつつある。



どれくらい時間が経っただろう。

柔らかくて、居心地が良くて、いつまでも続いて欲しい特別な時間が流れた。



日常が迎えに来ることを
現実が迎えに来ることをわかっているけれど
ちょっとでもこの時間が続いて欲しいと
お互いそう強く願っていた。



『名残惜しいけど、今日はそろそろ帰りましょうか。』

ケンジがカウンターを立ち上がり、会計を済ませる。



ケイコがお金を払おうとするが、ケンジは受け入れない。

『じゃあ今度デートするときには、ちょっとだけご馳走になりますね。』

完全にケンジのペースで物事が進む。



ケンジの優しさと男らしさ

そしてデートという言葉に

ケイコの心は揺さぶられていくばかり。


kou_blue97 at 08:22│Comments(2)TrackBack(0) 后箆∈椒轡蝓璽困發痢 

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この記事へのコメント

1. Posted by こぶたナース   2008年12月15日 09:20
非現実に憧れるものなんですよね
2. Posted by かけだし金融マン(kou.blue97)   2008年12月17日 23:55
こぶたナースさん

たまに逃げたくなる気持ちわかりますよね

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kou_blue97

〇札幌生まれ札幌育ち。現在は東京在住(←徳島←千葉…)。転勤族のサラリーマン。ミスチル世代の団塊ジュニア。
〇好きなモノ
 アメフト観戦、ミスチル鑑賞、blog執筆、子供とおでかけ、宮脇咲良を応援、転勤で知らない土地を満喫、現実と妄想の狭間で微笑ましく生きる、小さな幸せのかけらを積み重ねる。

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