2008年11月03日

そして歴史は続いていく

こんにちはかけだし金融マン(mixi)です。



平成12年11月11日in札幌大学グラウンド

2000年度北海道学生アメリカンフットボールリーグ1部2部入替戦

東京農業大学ファイティングラディッシュ(1部6位)

VS

小樽商科大学トマホークス(2部1位)




朝から粉雪が舞い、寒さが身にしみる日曜日だった。

僕は朝はいつもより早く目覚め、シャワーを浴び、ブラックコーヒーで朝の準備をしていた。

ブラックコーヒーは集中力を高めるとマイケルジョーダンが試合前に飲んでいるとのことであり、僕も試合前のブラックコーヒーは欠かさない。

試合前のアップをするが息は白い。マネージャーに首と肩のテーピングを巻いてもらい、足首は自分で固める。怪我防止に、手の指の関節にもテーピング。緊張感が高まる。

東京農業大学ファイティングラディッシュ(以下東農大)のキックオフで試合開始。

最初のディフェンスでのハドル。

ディフェンスキャプテンとして指示を出すのもこの試合が最後。

アメフトプレイヤーとしてフィールドに立つのもこの試合が最後。

勝っても負けても引退。もう寒さも痛さも感じない。

小樽商科大学トマホークス(以下樽商大)のディフェンス最初のシリーズはSSのファンブルフォースタックルでターンオーバー。幸先のいい立ち上がり。

攻撃陣もうまく時間を使い、危なげない試合運びで第1Q終了。0ー0。

第2Qに入り攻撃陣がシフト&モーションで相手に的を絞らせず試合を優位に展開。

右TEパワーIからRB3人がシフトで左サイドのWRとなり、右のWRがアンダーモーションし、モーションWRへのスクリーンパスが成功し40y独走のTD。キックも決めて樽商大が7ー0とリード。

ディフェンス陣も危なげない守りを見せ、前半終わりにフィールドゴールを決めて第2Q終了。樽商大が10ー0で前半を折り返す。

ハーフタイムはコーチ陣と相手のプレー傾向やスカウティングによる情報を再確認し後半の開始。

やはり東農大は1部常連校。少数精鋭で技術もパワーも高く2部にはない水準。

まず攻撃陣が苦戦。もともとサイズとパワーで圧倒的な不利があるため、シフトとモーションを多用し、また複雑なブロックを組み合わせた攻撃システムと速い展開で前半は優位に運んで来たが、やはりサイズとパワーも重要な要素。なかなか攻められない時間が続く。

さあディフェンス。キックが奮闘し優位なフィールドポジションでディフェンス出来たこともあり前半は危なげない展開を見せたが、徐々にインサイドのランプレーを中心に攻められる。

インサイドが攻められると、インサイドを重視した守りとなりオープンサイドも崩され、パスもやられ始めるのがアメフトのセオリー。

インサイドを中心にオープンもパスも織り交ぜドライブを続けられたところで、今度はFSのパスインターセプトでターンオーバー。攻守交代。なんとか凌ぐが苦しい展開が続く。

次のディフェンスでも形勢不利な状況が続き樽商大は防戦一方となる。第3Q終了。樽商大が10ー0でリードのまま。

第4Qも我慢の時間が続く。ディフェンス陣はプレーを絞りきれずに自陣深くまで攻め込まれ、最後はオープンサイドのオプションーピッチでタッチダウンを許す。10ー7。

攻撃陣はリスクを抑えたプレー選択をせざるを得ない状況であり攻めあえぐ。

残り時間5分少々でのディフェンス。この試合の大きな山場を迎える。止めれば勝利がみえる。タッチダウンを許せば逆転され残り時間も少ない状況。

この重要な局面で、頼れるFSがこの試合2つ目のパスインターセプトによりターンオーバー。彼は2部リーグ敢闘賞に輝く。

残り時間は3分であり、1stダウンを更新すれば勝利がほぼ確実となる。最大限時間を費やし、パントで陣を回復したいところ。

神はそれを許さなかった。

攻撃陣が痛恨のターンオーバーで攻守交代。

残り時間2分での自陣40yからのディフェンスとなった。

2minuteオフェンスはアメフトの醍醐味。ランプレーで組み立てる時間はなく、リスクが高いがタッチダウンを狙えるパスプレーが増える時間帯。

東農大のWR陣と樽商大のDB陣の空中戦。

パス失敗やタッチダウンパスのカットにより4thダウンの攻撃。パスを止めれば勝利。パスが通れば逆転。

東農大QBの放つパスが僕の頭上を越え、エースCBがパスカットをした瞬間、フィールドの11人が、ユニフォームを着たみんなが、ベンチにいる誰もが、大粒の涙を流していた。

残り時間1分を残して止まらない涙。こんなに涙が止まらない経験は今のところ人生で最初で最後。

1分後、涙のカウントダウンで試合が終わり、小樽商科大学TOMAHAWKSは1部リーグに返り咲いた。

他大学のマネージャーだった妻も観ていてくれていた。

人気blogランキングへ

ブログランキング にほんブログ村

FC2BlogRanking


kou_blue97 at 23:36│Comments(3)TrackBack(0) 検淵▲瓮侫箸里海函 

トラックバックURL

この記事へのコメント

1. Posted by のり   2008年11月04日 23:38
熱くなりすぎて一般の人はわからんつーの(^^)
でもよく覚えてるな。
そりゃ、青春のすべてを注いだもんな。
ま、俺と覚えてることが違うことがそれぞれのポジションを精一杯やった証なんだろうな。
来年も期待しましょう!!
2. Posted by かけだし金融マン(kou.blue97)   2008年11月05日 21:50
のりへ

懐かしいな
3. Posted by かけだし金融マン(kou.blue97)   2008年11月05日 21:50
のりへ

懐かしいなー

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔   
 
 
 
Profileです。

kou_blue97

〇札幌生まれ札幌育ち。現在は東京在住(←徳島←千葉…)。転勤族のサラリーマン。ミスチル世代の団塊ジュニア。
〇好きなモノ
 アメフト観戦、ミスチル鑑賞、blog執筆、子供とおでかけ、HKT宮脇咲良を応援、転勤で知らない土地を満喫、現実と妄想の狭間で微笑ましく生きる、小さな幸せのかけらを積み重ねる。

アクセスカウンター
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

最新コメント
記事検索
画像
  • 東京ラーメンショー2018
  • 東京ラーメンショー2018
  • 東京ラーメンショー2018
  • 秋深き
  • 秋深き
  • 秋深き
  • 秋深き
  • 9月の合宿
  • 9月の合宿
  • 9月の合宿
  • 9月の合宿
  • 9月の合宿
  • 9月の合宿
  • 9月の合宿
  • 2018年夏
  • 2018年夏
  • 2018年夏
  • 2018年夏
  • 2018年夏
  • 2018年夏
  • 2018年夏
  • デザイン あ 展
  • デザイン あ 展
  • デザイン あ 展
  • デザイン あ 展
  • 子供の成長をマグロで
  • 子供の成長をマグロで
  • 梅雨が明けて、夏が到来
  • 梅雨が明けて、夏が到来
  • 梅雨が明けて、夏が到来