2016年04月

2016年04月30日

於安パークで修行

小学6年生になった息子。

毎年クラスが替わりながらも、また新しい友達が出来て、平日は遊んでいるようです。

友達の仲良くなるのは大切なコミュニケーション能力が身につくので喜ばしいことなんだけど。

でも、遊ぶのが家の中ばかり・・・。

ということで、4月29日は息子の運動不足を解消させると心に決めていました。



遊べて、運動が出来て、まだ行ったことのないところ。

とくしま88景にも選定されているつるぎ町の「於安(おやす)パーク」に行ってきました。



黄色い花が咲き乱れてます。

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タンポポかと思ったら、タンポポではありません。

なんだろう。

遊具も充実。

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というわけで、修行開始。

登る修行。

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さらに登る修行。

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まだまだ登る修行。

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全力で登れ!

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たくさん登った後は、思いっきり滑る娘。

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妻も、思いっきり滑ってる。

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遊んだ後は、鯉のぼりが舞う青空の下の緑の芝生でお昼ごはん。

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腹ごなしに、キャッチボール。

相変わらずなかなか良いボールを投げる妻。

投げた後のフォームもいい感じ。

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帰りに吉野川に立ち寄り。

美濃田の渕。

この雄大な吉野川で子供たちが何をしているかというと・・・

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泥遊び。

水が流れる3つのコース。

堰き止めたり、放流したり、ダムをつくったり、新しい流れをつくったり。

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俺も小学生の頃、よくやったなぁと懐かしい。



帰宅して、息子は宿題の日記。

「何書けばいい?」と聞かれたので、

「登る遊具で鍛えられた僕は、空を優雅に泳ぐ鯉のぼりのように、いつか竜門の滝を登り、目覚ましく立身出世したいです」と書いておけと答えました。



それにしても、公園マニアの俺がこんなに素晴らしい「於安パーク」を知らなかったなんて、不覚。

素晴らしさとは反比例して、人は少なかった。

知る人ぞ知る徳島県の遊びスポットです。

皆さんもお子さんとぜひ!






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2016年04月29日

ワインの花がまだ開かなくても(第12話)

土曜日、朝から俺と咲良は新宿駅から特急あずさに乗り、勝沼に向かう。

咲良「やっぱり駅弁を食べると、小旅行って気分を味わえるね。」

俺「朝から食欲旺盛だね。」

咲良「うん、ずっと楽しみだったから。天気も良くてよかった。後は、ワインを飲みながら素敵な思い出になればいいな。」

俺「いつからワイン好きになったの?」

咲良「実は、ドラマで『神の雫』を観てから飲むようになっただけのミーハーだよ。」

俺「俺も漫画で読んだからちょっとわかる気がする。ワインの世界観に触れられたら嬉しいな。」



電車は勝沼ぶどう郷駅に着いた。

ぶどう畑が広がる光景。

咲良「すごーい。ぶどう畑!」

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俺「これは素敵な光景だね。圧巻。」

咲良「ワインが楽しみ。早く行こう!」



ぶどう畑の脇の道を息を切らせながら小高い丘を登る。

そして一面に広がるぶどう畑が心地よい。

甲州市勝沼ぶどうの丘に到着。

地下の貯蔵庫(ワインカーヴ)では、200近い銘柄のワインが並び自由に試飲が出来る。

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俺「赤から飲む?白から飲む?」

咲良「白から飲みたい。」

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まずは白ワインから試飲。

辛口を口に含むと大人の味わい。

俺「辛口だけに、辛いね。」

咲良「何、その普通の感想〜。」

そして次に甘口を味わう。

俺「うん。ぶどうの甘みと香りが口に広がる。」

咲良「美味しいね。」

ほどよい甘みと辛さのバランスを確かめるため、やや辛口とやや辛口を行ったり来たり。

咲良「これじゃあ、すぐに酔っ払っちゃうわ。気をつけないとね。」

俺「咲良の顔が紅くなってきて、可愛いよ。」

咲良「薄暗いけどちゃんと見えてるの?」

俺「あんまり見えてないよ。バレたか。」

咲良「もう〜。でも、白ワインは強すぎない適度な甘みがいいね。」



そして、ロゼをたしなむ。

咲良「いよいよ赤ワインね。」

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ライトボディの赤ワインから嗜む。

咲良「思ったより甘味が強いね。」

俺「甘いけど、ぶどうの力強さを感じる。」

そしてフルボディの赤ワイン。

咲良「なんか渋いというか、固い気がする。」

俺「そうかもね。あんまりワインに詳しくないけど、これが勝沼の赤ワインの味なのかな。」

いろいろな種類を味わうも、同じような印象のまま。

咲良「普段飲んでるボルドーとかのフルボディと違う気がする。」

俺「神の雫的に言うと、若くてまだ花が開いてないのかもね。」

俺たちは、地下ワインカーヴを後にした。



咲良「赤ワインを飲んだら世界観が変わるかなって思って期待してたけど、何も変わらなかった。」

咲良の表情が沈む。

俺「他にも試飲ができるワイナリーがあるみたいから、行ってみようよ。」



ワイナリーでの試飲を重ね、レストランで休憩しながらランチの時間だ。

咲良「私ね、昨日は逢うつもりはなかったの。結局逢っちゃったけど、本当は今日だけにしようって思ってたんだ。」

俺「そう言ってたけどさ、俺は逢えて良かったよ。」

咲良「実はね、ちょっと気になってる人が出来たの。だから新しい恋のスタートを切らなきゃと思ってた。」

俺「そうなんだ・・・。ちょっと妬けるけど、それよりもおめでとう。応援するよ。」

咲良「逢えるって聞かれたときは気になる存在だっただけなんだけど、最近、彼に告白されたんだ。」

俺「じゃあ、つき合ってるの?彼氏が出来たってこと?」

咲良「返事は急がないって言われてて、まだ返事はしてない。OKするつもりだけど、結構年下だから踏ん切りもつかなくて。だから、貴方に逢って美味しい赤ワインに出会えたら、新しい恋を始められるかなって思ったの。」

俺「年下なんだね。ちょっと意外だけどさ、年なんて関係ないよ。恋したいって思えるなら、いいんじゃない?」

咲良「それなのに結局、貴方に昨日逢いに行っちゃったし、赤ワインもちょっと期待と違ったし、なんか恋をスタート出来ないかも・・・。」

咲良の表情はさらに曇る。

咲良「さっきの赤ワインみたいに、私の恋もまだ花開かないのかな・・・」

俺「そんなことないよ。慣れてないだけで、ボルドーと違った良さもあるはずだよ。単純に比べられるものではないしね。」

咲良「そうよね。貴方と新しい彼だって、単純に比べられるものではないわよね。私と彼の愛はこれから育んでいくものだから。」

俺「そうだよ。彼のこと気になってたんだろ?告白されて、嬉しかったんだろ?その感覚は信じていいんじゃないか?」

咲良「貴方は、私にとって特別な存在だけど、でも、もう逢えなくなるわよ。」

俺「それは覚悟できてるよ。逢えなくたって、俺にとって特別な存在なのも変わらないし。それに、いつかまたきっと逢えるよ。」

咲良「そうね。でも、またすぐに逢えるってことは、新しい恋が上手くいかないことになるから、しばらくは逢えない方がいいな。私も、早く幸せになりたいから。」

俺「咲良なら、ちゃんと幸せになれるよ。」



そしてまたぶどう畑を眺めながら勝沼ぶどう郷駅まで歩く。

歩くというより丘を登る。

暑く息が切れるが心地良い。

自然の息吹きと香りを感じながら。

ちょっとした切なさも噛みしめながら。



帰りの電車では、咲良はすぐに眠ってしまった。

俺は、咲良の横顔を見て、心の底から幸せを願った。

ワインの花はまだ開かなくとも、咲良の恋は花開くはず。

そう信じている。





<第1話はこちら>
咲良がさくとき(鹿児島編)

<第2話はこちら>
咲良がさくとき(岡山編)

<第3話はこちら>
春が来るのはまだ遙か・・・(池袋編)

<第4話はこちら>
春が来るのはまだ遙か・・・(浅草編)

<第5話はこちら>
タブーの花が咲いてしまった(第5話)

<第6話はこちら>
タブーの花が咲いてしまった(第6話)

<第7話はこちら>
タブーの花が咲いてしまった(第7話)

<第8話はこちら>
タブーの花が咲いてしまった(第8話)

<第9話はこちら>
阿波で心も浮いてきた(第9話)

<第10話はこちら>
阿波で心も浮いてきた(第10話)

<第11話はこちら>
ワインの花がまだ開かなくても(第11話)


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2016年04月28日

ワインの花がまだ開かなくても(第11話)

遥が徳島に来た1週間後、咲良から連絡がきた。

「大阪から東京に転勤になったよ。また東京で頑張るね。」

咲良も遥も、東京か。



そして夏、東京出張が決まった。

今までは東京に行くたびに遥に逢っていた。

でも、今回は咲良も東京にいる。

咲良に逢うべきか、遥に逢うべきか、どちらにも逢わないべきか。

数日悩んだ末、俺が声をかけたのは・・・

俺「来週の金曜に出張で東京に行くんだけど、金曜か土曜に逢える?」



彼からメールを貰って、嬉しさも大きかったけど、戸惑いも大きかった。

なぜなら、私には気になっている人が出来て、新しい恋の予感が生まれたところ。

だから、本当はもう彼には逢ってはいけないんだと思う。

でも彼に逢いたいし、新しい恋についても背中を押してもらいたい。

どうしていいかわからないから、その日は返信出来なかった。

1日悩んで結論が出た。

過去にすがってもいけないし、過ちが起きてしまってはいけないから、金曜日の夜は逢わない。

土曜日の日中だけ逢うことにした。

最後の思い出に。

咲良「久しぶりだね。連絡ありがとう。金曜日は遅くまで約束があるの。ゴメンね。でも土曜日は大丈夫だよ。」



咲良から返信が来た。

金曜日の夜がメインなのに、逢えないのか。

残念だけど、そう都合よくばかりはいかないよな。

俺「ありがとう。じゃあ土曜日によろしく。どこか行きたいところある?」

咲良「最近、ワインの魅力に惹きつけられてて、勝沼のワイナリーに行ってみたい。」





金曜日、東京での仕事は無事に終わった。

会社の後輩に軽く付き合ってもらい、ほろ酔い気分で新宿のビジネスホテルにチェックインした。

時計を見ると10時。

「遥を誘えば良かったかな・・・」

寂しさのあまり、遥のことを考えてしまう。

俺「新宿のホテルに入ったよ。明日はよろしくね。勝沼に行くのは初めてだから、楽しみだよ。」

咲良にメールを送る。

すぐに返信が来る。

咲良「やっぱり、逢いたい。今から部屋に行って泊まってもいい?」



しばらくして、部屋に咲良が来た。

咲良に会うのは鹿児島以来、1年以上経つ。

俺「ありがとう。嬉しいよ。」

咲良「ごめんね・・・、急に・・・。」

俺「謝らなくていいよ、何も言わなくていいから・・・。おいで。」

俺は咲良を抱き寄せた。

俺「俺は咲良のすべてを受け入れるから・・・」



出会ってしまえば、決して止めることのできない、特別な2人の愛。






<第1話はこちら>
咲良がさくとき(鹿児島編)

<第2話はこちら>
咲良がさくとき(岡山編)

<第3話はこちら>
春が来るのはまだ遙か・・・(池袋編)

<第4話はこちら>
春が来るのはまだ遙か・・・(浅草編)

<第5話はこちら>
タブーの花が咲いてしまった(第5話)

<第6話はこちら>
タブーの花が咲いてしまった(第6話)

<第7話はこちら>
タブーの花が咲いてしまった(第7話)

<第8話はこちら>
タブーの花が咲いてしまった(第8話)

<第9話はこちら>
阿波で心も浮いてきた(第9話)

<第10話はこちら>
阿波で心も浮いてきた(第10話)

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2016年04月27日

阿波で心も浮いてきた(第10話)

俺と遥はしまなみ海道を渡り、広島に抜け、岡山から瀬戸大橋を渡り、四国に戻るところだった。

遥「瀬戸大橋、長いですね。真っ直ぐー」

俺「そうだね。でも横風が強くて、車が揺れる〜」

遥「揺れる〜想い〜体じゅう感じて〜。先輩、感じてくれてますか?遥の想い。」

俺「感じてるよ。もちろん。でも、今は横風を一番感じてる・・・ちょっと怖い。」

遥「結構な距離を運転させてしまいましたね。夜は、マッサージで癒してあげますから。お楽しみに!」

瀬戸大橋を無事に通過し、香川県から徳島県に戻る。



俺「徳島着いたら、何食べる?鯛とか魚系か、阿波尾鶏系がおススメだけど。」

遥「そうですねー。先輩と一緒なら何でもいいけど・・・今日は阿波尾鶏で!」

俺「了解。ところで、宿は取ったんだっけ?」

遥「宿?取ってないですよ。私を1人にする気ですか?そんなわけないですよね!」

俺「はいはい。お付き合いしますよ。」



空腹もピークになりつつある頃、徳島に到着。

阿波尾鶏を堪能。

99319456.jpg阿波尾鶏


遥「美味しいですね。阿波尾鶏。一度見てみたいな〜阿波おどりも。」

俺「阿波おどりも凄いよ。本当に感動と興奮。男おどりも女おどりも素晴らしい!」

遥「すぐに約束できる関係ならいいんだけどね・・・」

俺「そうだな・・・」

口数が減り、すだち酒を飲む。



遥「年末に、札幌で咲良さんに逢いましたよ。」

俺「咲良に会ったんだ。元気だった?」

遥「元気でしたよ。私もホント久しぶりに会いました。偶然会って、そのまま遅くまで2人で飲みながら語り合いました。」

俺「偶然会ったんだ。そして遅くまで語り合うなんて、凄いね。何話したの?」

遥「何話したと思います?気になりますか?特別な2人ですもんね。」

俺「別に気にならないよ・・・。お前らだって、よき先輩と後輩だもん、積もる話もあるだろうし。」

遥「私と咲良さんには共通の点があるんですよ。わかりますか?」

俺「なんだろう・・・。難しいな・・・。」

遥「それはね・・・。まだ教えてあげない。もう1軒行きましょう。徳島のお酒が飲めるところでゆっくりと。」



場所を変えて、「すだち」と「なると金時」のお酒を堪能。

3fe0de98.jpgすだち酒


遥「で、私と咲良さんの共通点は?わかりましたか?」

俺「共通点ね。どっちも、いい女。」

遥「それは当たり前じゃないですか。心当たりがあるけど、言いにくいですよね。」

俺「心当たりね・・・。」

遥「じゃあ質問を変えます。先輩は優しくて良いところがいっぱいあるんですけど、1つだけ大きな欠点があります。わかりますか?」

俺「なんだろう。欠点はいっぱいあるからさ。」

遥「それはね。私と咲良さん2人に優しくて、それぞれに特別な人って思わせているところ。それって、本当の優しさなんかじゃないの。」

俺「そうなのかもしれないな。」

遥「私はそれに気付いたの。それでも、先輩のことを忘れられなくって、また逢いに来ちゃうの。ダメな女。」

俺「ダメなのは俺の方だよ。俺がダメな男なだけ。」

遥「先輩、本当に悪いと思ってる?お詫びしたい?」

俺「悪いと思ってるよ。お詫びしたい。」

遥「じゃあ、今日は先輩の家に泊めてください。家族の、夫婦の聖域で、私を愛する自信と覚悟ありますか?」

俺「ああ。泊まれよ。それくらいの覚悟はあるよ。半端な気持ちでお前を愛してないから。」

遥「ウフフ。じゃあ、おじゃまします。いっぱい愛してくださいね。」

俺「俺だけじゃなくて、やっぱりお前も相当悪い女なのかもしれないな。」

遥「今頃気がついたんですか?もっと早く気がつけば良かったですね。でも、もう遅いですよ。ウフフ。」



お先のお方にお負けなよ。わたしは負けるの大嫌い。

ひょうたんばかりが浮きものか。私の心も浮いてきた。

阿波・徳島の夜。








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咲良がさくとき(鹿児島編)

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咲良がさくとき(岡山編)

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春が来るのはまだ遙か・・・(池袋編)

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春が来るのはまだ遙か・・・(浅草編)

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タブーの花が咲いてしまった(第5話)

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タブーの花が咲いてしまった(第6話)

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タブーの花が咲いてしまった(第7話)

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タブーの花が咲いてしまった(第8話)

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阿波で心も浮いてきた(第9話)



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2016年04月26日

阿波で心も浮いてきた(第9話)

時は3月。桜が咲いている。

咲良からも遥からも、年明けに「あけおめ」メールが来て以来、連絡もない。

「あいつら、いい恋してればいいな」なんて思いながら、桜の木の下のカップルを眺めている。

そんな折の、1通のメール。



「先輩、元気ですか?金曜日、急に神戸出張に決まったんですけど、土曜日逢えませんか?ちょっとでも逢えたら、徳島まで行きますよ!でも、ご家族の予定があれば、諦めますから・・・(笑)」

遥からのメールだ。

「元気だよ。遥は?偶然だけど、家族は春休みで実家の山形に帰ってるから、土曜日大丈夫だよ。俺も逢いたかった。俺が神戸まで行こうか?」

すぐにメールを返す。

「逢えるんだ。やったー、嬉しい!私が徳島まで行きますよ。四国は初めてだから。それと、先輩が住んでる街を手をつないで歩いてみたいからっ。」

「じゃあ、楽しみに待ってるね。お気をつけて!」

「お・も・て・な・し、期待してますよ。」

週末はもうすぐ。さて、どうしようか。



土曜日の朝、徳島駅で高速バスを降り立った遥を迎える。

俺「長旅お疲れさん。徳島にようこそ。」

遥の荷物をさりげなく持つ。

遥「お久しぶりです。逢いたかった。」

休日の午前中から、遥は熱い抱擁を交わしてくる。

遥「徳島って、ヤシの木があって南国チックですね。面白い。」

俺「そうだよね。四国は北海道と全然違って、とてもいいところだよ。」

駅前の駐車場でトランクに荷物を積み、車に乗り込む。

俺「で、どっか行きたいところある?かずら橋?うず潮?桜?それとも高知や愛媛まで行く?」

遥「桜はキライです。響きが嫌。天気もいいからゆっくりドライブしたいです。海がいいな。」

俺の車は、西に向かって走り出した。



積もる話もたくさんあり、話題には事欠かない。

この居心地の良さ。やっぱり、惹かれ合う2人の間には特別な想いが詰まっている。

俺「恋はどう?芽生えてるか?」

遥「芽生えてたら、また先輩なんかに逢いに来ませんよーだ。」

俺「適当なドライブだからなんも情報ないけど、とりあえずなんか食うか。」

遥「行き当たりばったりで、水曜どうでしょうみたいでなんかいい感じ。」

俺「このゆるい感じでも楽しめる関係がいいよね。お前はやっぱり最高だよ。」

遥「じゃあ、ここで食べよう。「漁師めし」だって。面白そう。」

35c7a7f0.jpg漁師めし


俺「なんか近くに今治城ってお城があるみたいだけど、興味ある?」

遥「せっかくだから行ってみたいです、殿」

俺「お前もその気じゃないか。こっちにもっとよれ。」

遥「とっ、殿。お戯れを・・・」

俺「えーい、何を今さら・・・って危ないわ!事故るわ!」

遥「じゃあ、夜までおあずけね。ウフフっ。」

そんなこんなで今治城。

a77d755e.jpg今治城


俺「ここまで来たから、しまなみ海道を渡って、広島まで行こうか。で、瀬戸大橋を渡って帰って来よう。」

遥「私、神戸から高速バスで明石海峡大橋を渡ってきたから、今日だけでぜんぶ制覇出来ちゃいますね。凄い。行きましょう!」

因島の橋のふもとで休憩。

79a3aeb1.jpg因島


俺「海がきれいだね。」

遥「ホント癒される。ありがとう・・・。ねえ、ここなら誰も見てないから、キスして・・・。」

遥が目を瞑り、俺に身体を寄せてくる。

俺「遥。逢いに来てくれてありがとう。大好きだよ。」

土曜日の昼下がり。

大自然の下で、熱い抱擁とキスを交わす2人。

遥「やっぱり、離れられないくらい、大好き・・・。」










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咲良がさくとき(鹿児島編)

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咲良がさくとき(岡山編)

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春が来るのはまだ遙か・・・(池袋編)

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春が来るのはまだ遙か・・・(浅草編)

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タブーの花が咲いてしまった(第5話)

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タブーの花が咲いてしまった(第6話)

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タブーの花が咲いてしまった(第7話)

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タブーの花が咲いてしまった(第8話)



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2016年04月25日

月に一度のマルシェデート。

今日は4月最終日曜日。

毎週最終日曜日は、とくしまマルシェが開催されます。

今日も、とくしまマルシェが大好きというか大好物の娘と一緒にデートです。

このblogでもお馴染みのとくしまマルシェ。

とくしまマルシェとは、徳島の新町川沿いのボードウォークで開催される、西日本最大級の産直マルシェ。

毎月、最終日曜日に開催され、白いパラソルショップに徳島県の旬の魅力が並びます。


<とくしまマルシェのイメージ>

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今日は朝9時に娘と二人、自転車で出発。

なぜ9時かというと、とくしまマラソンのランナーを見ることが出来るから。

たくさんのランナーが走っている雰囲気を味わいながらとくしまマルシェに向かいます。

途中、3つの公園に立ち寄り、結局とくしまマルシェに到着したのは10時過ぎ。

とくしまマラソンの関係者もいたようで、結構な賑わいを見せていました。

とあるブースで「有機栽培の赤軸ほうれん草」を買っていたら、とても美しい女性が隣に現れました。

水野真紀さん。

その美しさに、空気が変わったくらいです。



とくしまマルシェでは、今日も娘と二人、美味しいものをたくさんいただきました。

いつもありがとうございます。

高血圧に効くという噂の例のブツもやっと手に入れたぜ。



そして、娘のリクエストでひょうたん島クルーズに。

もうなんだかんだで10回近くは乗ってますから。


<ひょうたん島クルーズのイメージ>

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ひょうたん島クルーズとは、徳島市の中心街の中州を一周する遊覧船です。

だいたい20分弱の時間で、水の都と言われる徳島の街並みを味わうことが出来ます。

新町川と助任川で、22本の橋をくぐります。

とくしまマルシェの賑わいも、川沿いには緑あふれる公園も、海を感じさせる船も。

素敵な船のひと時です。

娘もお気に入り。



<ひょうたん島のイメージ>

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徳島市の中心部は南を新町川、北を助任川に囲まれた中州です。

ひょうたんの形みたいですよね。



途中、娘が僕の後ろを歩き、靴のかかとを踏んできます。

アメフト部時代にラダーで鍛えた僕は、軽やかなステップを踏んでかわします。

<ラダートレーニングのイメージ>

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それでも負けじとかかとを踏もうと娘が頑張りましたが、高速ステップについて行けません。

そして、娘はバランスを崩し、転んでました。

ひざもすりむいてたよ・・・(笑)。

帰宅後、娘は妻に怒られてました。

「パパはこう見えてもただのデブじゃなくて、軽やかに動けるんだから、気をつけないとダメでしょ!」って。



帰宅して玄関のドアを開ける寸前に、娘と口裏を合わせました。

「パパにあんまり食べさせてもらえなかったって言っておこうね。」

「うん。わかった。」

阿波尾鶏、神山鶏、鱧天、鳴門金時、蓮根アイスなど食べたのは、妻には内緒です。



朝9時に家を出て、結局家に戻ったのは12時過ぎ。

行きも帰りも公園に寄ったし、結構たくさん歩いたから、それなりにはカロリー消費出来たはず。






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2016年04月24日

藤の花を見て、日本の和の風情を感じる。

このあいだ、息子が「券売機」という漢字を書けませんでした。

たぶん「券売機」を見る機会が少ないから。

小さい頃からずっと電車が好きだったのに、最近はめっきりです。

だって、徳島には電車が走ってないから・・・。

というわけで、息子がテストで「券売機」という漢字をちゃんと書けるように、汽車に乗ってきました。

なんと、徳島生活4年目にして、徳島で汽車に乗るのが初めての子供たち。

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なんか、のんびりローカル線に乗るのも楽しいね。

「次は、こうです」と言われて、「こう」駅はどんな漢字書くのかなって思ってたら、「府中」と書いて「こう」と読むんですね。

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さて、今回の目的地は石井町の「ふじまつり」です。

地福寺に到着。

全体的に八分咲きの美しい藤。

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藤とお寺。

和の風情と美しさ。

はかなさも感じるかも。

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高貴な紫色。

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藤の花言葉。

「優しさ」

「歓迎」

「決して離れない」

「恋に酔う」

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アングルを変えて。

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見事です。

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石井駅の前にあった公園。

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公園内にも、もちろん藤の棚。

ドラえもんの空き地にあるようなヒューム管もあります。

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ちょうど帰りの汽車に乗ったら、雨が落ちてきました。

鮎喰川を渡る風景。

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藤の甘い香りに惹かれるミツバチのように、恋に酔いしれるのもいいんじゃない?




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2016年04月23日

感じたものに素直に従う

昨日の飲み会。

いつもとテイストの違う飲み会だったけど、「これは面白くなるんじゃないか」と感じるものがありました。

そんな予感は、当たるもの。

とても楽しい飲み会になりました。

参加して良かった。

やっぱり、直感というか予感というか、自分の中で感じたものに素直に従って行動に移す。

そうすれば、仕事でも恋でも何でも、チャンスにめぐり逢えるのかなって思いました。

ちゃんと考えないで行動に移すと、たまに痛い目に合うけどな。




最近までblogに掲載していた恋の物語。

「タブーの花が咲いてしまった」

いかがでしたか?

女心に焦点を合わせてみました。

「咲良がさくとき(鹿児島編)」は一部の男性に大好評でした。

それが気持ち良すぎて、「春が来るのはまだ遙か・・・(池袋編)」を書きました。

その2つの物語を結びつければ面白くなるんじゃないかと感じるものがありました。

そんな予感は、当たるもの。

「タブーの花が咲いてしまった」

気持ち良く書き始めました。

結論も見えぬまま。

案の定、どう終えていいかわからなくなりました。

ちゃんと考えないで行動に移すと、着地点が見いだせずに苦労する。

典型的なパターンです。

妻には、「妄想がひど過ぎるけど、病んでる?大丈夫か?」と心配されました・・・。

もうちょっと、子供たちに誇れる物語にしないとな。




恋も仕事も何事も、たぶんバランスが大切なんでしょうね。

勢い任せに行動しなければならない時があり、

慎重に考えなければならない時がある。

難しいな。

ちょっとした判断ミスで、致命的な状況に陥ってしまうこともあるんだから。



笑っていても、泣いて過ごしても、平等に時は流れる。

時間は戻らないし、止まってくれない。

未来が僕らを呼んでいる。

その声は今、君にも聞こえていますか?










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2016年04月22日

パッションフルーツ

また面白いものが売ってました。

徳島の直売所、恐るべし!

今回は「パッションフルーツ」です。



「パッションフルーツ」なんて、なかなか見かけません。

興奮と感動。

思わず僕はこう叫びました。

「Everybody Passion!」



さて、徳島産のパッションフルーツです。

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パッションフルーツとは、トケイソウ科の果物です。

このパッション(Passion)は、「情熱」の意味ではなく、「受難」の意味です。

昔、トケイソウは、「Passion Flower」=「キリストの受難の花」と呼ばれていたそうです。

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中身は、小さくて固い種を含み、黄色いゼリー状の果肉と果汁があります。

そのままスプーンですくって、種ごと食べます。

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なかなかの味。

子供たちは、食べません。

娘は強い抵抗で、食べません。

せっかくだから食べてみれば良いのに。





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2016年04月21日

タブーの花が咲いてしまった(第8話)

<第8話>


遥「ウフフ。でも私は、kou先輩によく飲みに誘われますよ。今でも。」

咲良「えっ、そうなんだ・・・。仲いいんだね。羨ましいな。」

咲良の本音が出た。

遥「私も、学生時代から先輩とつき合ってた咲良さんのこと、ずっと羨ましかったですよ。」

遥も本音で応える。

咲良「そっか・・・。なんか、不思議だね。」

空になったグラスを見て、お酒を追加で注文する。



遥「咲良さんは、なんでkou先輩と別れたんですか?」

咲良「いろいろあったんだけど、kouの優しさが、頼りなさに感じちゃったの。そんな時に、年上でとても頼りがいのある人に出会って・・・。結局はkouと別れて、その人と結婚してしまったの。」

咲良は覚悟を決めて、全てさらけ出す。

咲良「結局、その人の頼りがいって、うわべだけだったんだけどね。だから、離婚しちゃったの。今思えば、kouの優しさこそが真の強さだったんだけどね。若いから、私には気付くことが出来なかったの。」

遥「そうなんですね・・・。すいません。でも、もう1つだけ聞かせてください。kou先輩と別れて、後悔してますか?」

咲良「後悔してないって言ったら嘘になるけど、後悔してるとも言いたくない。だって、私が選んだ道だからね。私は、この道で幸せをつかまなければいけないんだから。後ろを振り向いても何も生まれないから。」

遥「咲良さん、強いですね。私は、kou先輩のことが好きです。先輩とは男と女の仲になってます。先輩は、結婚してるけど・・・。でも、私は前だけを向いて生きられるほど強くない・・・。」

遥の目が潤んできた。



遥「本当は、今日咲良さんに会って、『絶対に負けたくない!』って強く思いました。kou先輩と仲良くしてることを自慢しようって、だから咲良さんを誘ったんです。ひどい女なんです、私。」

咲良「kouにとっては、私なんかただの昔の女だから、もう関係ないよ。私も強くなんかない。このあいだ鹿児島でkouに会った時、昔に戻っていろいろと甘えちゃったし・・・。それじゃダメだなって思ってる。後悔もしたくないし、過去にもすがりたくない。だから前を向いて生きようって決めてるの。」

少しの沈黙の後、咲良がさらに続ける。

咲良「でもね、もう愛し合うことは出来なくても、それでもね、いつまでもkouの特別な存在でいたいって、今でも思ってる。だから、私もそんなに強くなんかないよ。」

咲良の目も潤んできた。



遥「咲良さんも、特別だって思ってるんですね。私も自分が特別だって思ってます。そして、信じてる。」

咲良「私にとっても、遥ちゃんにとっても、そして奥さんにとっても、彼は特別な存在なんだね。きっと。」

二人は少し沈黙し、店のBGMか聞こえてくる。

流れてくる曲は「Love You Only」



遥「この曲、懐かしい。kou先輩がよく歌ってくれました。」

咲良「私もだよ・・・」



咲良「kouってさ、優しくてとってもいいやつなんだけど、本当はとても悪いやつなのかもしれないね。」

遥「そういえば、同期達もkou先輩は優しいけど、裏の顔がありそうだってみんな言ってました・・・」

咲良「なんであんな男に執着してるんだろうね、わたしたち。」

遥「ホントそうですよね。そんなにカッコイイわけじゃないのに!」

咲良「やっぱりさ、あいつより絶対に幸せにならないとね。」

遥「そうですね。絶対に負けないんだからっ。」

咲良「よし、大人の女子2人でカラオケでも行こうか!」

遥「マイク、離しませんよ!」



ワインを飲みながら、カラオケで盛り上がる2人。



咲良「遥ちゃん、今度kouから連絡来たらどうするの?」

遥「それはもちろん、逢いません!」

咲良「どうしても逢いたいって言われたら?お前だけが特別だって言われたら?」

遥「逢っちゃうかも・・・」

咲良「それじゃダメだよー。幸せに向かわないと。」

遥「咲良さんはどうやって断るんですか?」

咲良「私ならね・・・抱いてもらう。」

遥「全然ダメじゃないですかー」

咲良「難しく考えたってしょうがないの。男と女なんて何が起こるかわからないんだから。彼に身を任せる時も私には必要なのよ。」

遥「そんなのズルいですよー。じゃあ私だって、先輩の特別になるんだから。咲良さんには、絶対に負けないですよ!」

咲良「私たちは、永遠のライバルってことね。」

遥「ウフフっ。」









<第1話はこちら>
咲良がさくとき(鹿児島編)

<第2話はこちら>
咲良がさくとき(岡山編)

<第3話はこちら>
春が来るのはまだ遙か・・・(池袋編)

<第4話はこちら>
春が来るのはまだ遙か・・・(浅草編)

<第5話はこちら>
タブーの花が咲いてしまった(第5話)

<第6話はこちら>
タブーの花が咲いてしまった(第6話)

<第7話はこちら>
タブーの花が咲いてしまった(第7話)



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