2015年10月

2015年10月31日

人脈+行動力+タイミング=シーガルズの勝利!

10月30日(金)に東京泊のスケジュールという奇跡が起きました。

午後いっぱい、東京(大手町)で行われる会合への参加です。

会合前に悪友たちと3人でランチしながら近況を語りあい、会合では場を盛り上げ、懇親会では中締めで気持ち良く挨拶をし、池袋で日本酒を堪能するという、充実した1日でした。

特に、雨後の月 微紅(スパークリング日本酒)は美味しかった。広島のお酒だけど。

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でも、これが奇跡なんかじゃありません。



では、なぜ奇跡のスケジュールかというと・・・

10月31日(土)はXリーグ2ndステージの開幕だからです。

しかも、組み合わせを見ると、なんとオービックシーガルズの試合がある。

観戦、いや参戦出来る。

まさに奇跡

シーガルズ観戦は、約4年ぶり!

ということで、行ってきました、横浜スタジアム。



池袋から横浜中華街まで副都心線で直通と交通は便利。



まずは、山下公園を散策。

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氷川丸のロープにカモメがたくさん。

カモメ=シーガルだから、縁起が良い。



そして横浜中華街。

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門を3つ通りました。

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アメフト観戦用に、フカヒレスープ、小籠包、青島ビールをテイクアウト。



そして、横浜スタジアムに到着。

初めて来ました、横浜スタジアム。

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<第1試合>

アサヒビールシルバースター
vs
パナソニックインパルス

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気持ち良く応援したいので、おそらく勝つだろうパナソニック側で観戦。

前半は一進一退の攻防で14−14という点の取り合いから、後半はパナソニックが点差をつけて快勝。

終わってみれば、38−14と大差です。

アサヒビールのQB#15(Mason Mills選手)のリアクションがアメリカンだったのが印象。

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<第2試合>

オービックシーガルズ
vs
IBMビッグブルー

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シーガルくんとシーチア達も応援に熱が入ります。

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僕も大声で応援しました。

オービックのQB#6(菅原俊選手)の雄姿を観るのも久しぶりで、胸が熱くなります。

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日も暮れてきて、試合も白熱。

IBMはパス獲得ヤードが337ヤードと圧巻の数字ながら、オービック守備陣が3つのインターセプトを見せるとともに、オービック守備陣がIBMのランプレーを封じたところが勝利の要因か。


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終わってみれば34−26と僅差での勝利。

絶対に負けられない崖っぷちのオービック。

逆境こそ佳境!の言葉通り、勝利をもぎ取りました。

勝って本当に良かった。

うるっとなりました。

いつも、興奮と感動をありがとうございます!



そして、ハーフタイム中にJr.シーガルズ(5年生)のコーチ陣とも久しぶりに再会出来ました。

Jr.シーガルズも頑張ってください!



2試合観戦でスタジアム滞在期間は6時間半。さすがに寒い。

試合が終わると空は暗く、飛行機の時間もあり、急ぎ足で羽田空港に向かいました。



いやー、最高の2日間でした。

人生を豊かにするという「人脈」、「行動力」そして「タイミング」の大切さを実感しました。

オービックシーガルズの試合を観れたことは本当に奇跡ですが、

・30日(金)にせっかく東京に行くのだから、会える人にはたくさん会おう

・せっかく東京に泊まるのだから、シーズン真っ盛りのアメフトを見に行こう

・アメフトを観に横浜スタジアムに行くのだから、中華街に行こう

と行動した結果、タイミングよく他にもいろんな出会いや再会がありました。



もしかしたら、積極的に行動することによって、奇跡や運やタイミングを上手くつかまえることが出来るのかもしれないなって。

これからも、人生が充実するように、そして楽しいものになるように、いろんな行動をしていこう!



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2015年10月25日

引続き手料理

超絶簡単、男の手料理。

パスタをソーセージに刺して茹でるだけ!

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見た目的に面白い。

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そして食べやすい。

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子供たちも大喜び!

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2015年10月24日

久しぶりの手料理

さて週末。

徳島県内の直売所で地元の旬の味覚を仕入れて、男の手料理でリフレッシュ!

料理をしていると、嫌なことも忘れられて、気持ちが落ち着きます。


・玄米ご飯

・味噌汁
(大根、春菊、油揚、椎茸)

・豚肉もやし炒め
(阿讃自然豚、もやし、タマネギ、春菊、椎茸)

・野菜サラダ
(阿波尾鶏、レタス、水菜、トマト、キュウリ)

・デザート
(極早生みかん)


妻の及第点をもらえるか!

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2015年10月23日

逆境こそ、佳境。

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2015年の社会人アメフトリーグ(Xリーグ)も、いよいよ上位9チームが決定し、10月31日からはセカンド・ステージSUPER 9リーグが始まります。

SUPER 9リーグとは、日本社会人選手権ジャパンエックスボウル出場に向けたファイナル・ステージに進出する4チームを決定するためのリーグ戦です。

ファースト・ステージのイースト、セントラル、ウエストの3ディビジョンの上位3チーム、計9チームが各ブロックの別順位チームと2試合行います。



10月31日 横浜スタジアム

11:00
第1試合
アサヒビール(CENTRAL3位)
×パナソニック(WEST1位)

14:30
第2試合
オービック(EAST3位)
× IBM(CENTRAL1位)


逆境こそ、佳境。

良い言葉だ。

興奮と感動ち絶叫に期待。

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2015年10月18日

姫路城

姫路城。

美しすぎる白鷺城。

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たしかに白くて、美しい。

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池田輝政がこの形を作り上げたのか。

運命を感じる。

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シラサギが羽を広げたような優美な姿です。

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世界文化遺産であり、国宝。

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徳島に転勤してきてから、いろんな城を見ることが出来ました。

幸せ。

・徳島城
・高松城
・今治城
・高知城
・岡山城
・水軍城
・和歌山城
・彦根城
・大阪城
・姫路城


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2015年10月17日

六甲山と有馬温泉

子供たちの秋の運動会のため、札幌から両親が徳島に来たので、徳島のお隣の兵庫県を観光してきました。



まずは子供たちを遊ばせるため、六甲山フィールドアスレチックで自然を堪能。

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大自然の中で体いっぱい遊ぶのは大切。

徳島も大自然いっぱいだけど、場所を変えるとまた新鮮な気持ちでワクワクします。

六甲山カンツリーハウスで、パターゴルフ。

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太閤秀吉の愛した有馬温泉。

太閤橋。

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有馬川

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ねね橋

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有馬サイダーと炭酸煎餅を堪能。

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2015年10月14日

物語の筆が進まない時には

アメフトの物語「もしアメフトの魅力を・・・物語を書くとしたら」も45話、50,546文字(原稿用紙約126枚分)まで書きました。

少し休憩。

次の試合の展開と結論の構成が固まってから、また書き始めます。

というわけで、最近食べた美味しいもので日々を振り返ります。



(1)板そば

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夏休みに帰省した山形で板そばを食べました。

息子の自由研究のための取材です。

「徳島のうどんと山形のそばを比べてみました」

まあまあの出来栄え。




(2)鱧

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徳島で鱧を食べてみた。

鱧といえば、京都の夏の味覚の代名詞ですが、産地徳島で食べると手ごろな価格で味わえます。




(3)刺身

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太刀魚の頭とかスダチが添えられているのとか、徳島っぽいですね。




(4)北の味覚

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北海道のお土産をいただく。

大好きなマルセイバターサンド(六花亭)

そして、『新千歳空港で空港職員が自腹でも買いたいお土産スイーツ』2013年で第1位に選ばれた、焼きたてチーズタルト(きのとや)



(5)さぬきうどん

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徳島に来て、お隣の香川県にはよく遊びに行きますが、なかなか讃岐うどんを食べる機会がなくて・・・。

というわけで、四国に住み始めて4年目にして、初の本場のさぬきうどん。

釜揚げうどん。

うん、美味しい。

お店によっていろんな特徴があるみたいだから、ほかの店も味わってみたいです。




さて、物語の再開はいつになるやら・・・。

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2015年10月07日

もしアメフトの魅力を・・・物語を書くとしたら (第16章)

もしアメフトの魅力を知ってもらうための物語を書くとしたら

第16章  仲間の存在

<第44話>

 夏の合宿も終わり、開幕戦まで残り2週間。秋季リーグ戦は、2か月の日程で行われる。計6チームでのリーグ戦であり、2か月の間に各チームは5試合を行う。通常のリーグ戦であれば、順列(昨年成績)1位のチームは、開幕戦で順列6位のチームと対戦した後、順列5位、順列4位と順番に対戦し、最終節は順列2位のチームと対戦する。徐々に相手が強くなっていくイメージだ。そのため。開幕戦にピークを持っていくのではなく、最終節にチームが完全に仕上がるよう調整する。
 逆に、昨年最下位で順列6位のうちのチームは、開幕戦で順列1位のチームと対戦し、徐々に上位チームから下位チームへの対戦へと移っていく。したがって、開幕戦にピークを迎えるようチームを仕上げる。そのため、夏合宿でいったんチームは仕上がり、後の2週間はシステムやプレーの再確認が中心となる。もう実戦形式のフルタックルの練習はなく、ハードヒットなしの練習メニューも増えてくる。

「北都大は、2部リーグが終わった後の1部リーグ入替戦を照準にしているはずだ。今頃は、まだ激しく鍛える練習をしているかもな。開幕戦まで、どこまでチームを仕上げてくるか。そして、通過点に過ぎないうちのチームについて、どこまで対策してきているか、楽しみだな。」柏木リーダーが話しかける。
「油断してくれるとありがたいが、一応春のオープン戦は1勝1分で去年とは見違えるチームになっているから、それなりに対策してくるだろう。1部復帰のためOBや学生コーチも本気みたいだから、相当スカウティングされていると思った方がいい。」主将の高橋が返す。
「正直、去年のシーズンが終わった時は絶対に借りを返してやると誓ったものの、ここまでのチームになるとは想像出来なかったよな。」柏木が続ける。
「そうだな、児玉、朝長、多田を中心に、チームに欠かせない存在になった。大学生活のこの夏休み、旅行だったりバイトだったりと大学生活を謳歌しているやつも多い中、愚痴も文句も言わずに、俺達の夢に向かってついてきてくれる仲間達、そして後輩達のおかげだよ。すごいと思わないか?金のためでもなく、義務でもなく、ただチームの勝利のために、己の成長のために、毎日こんなに一生懸命頑張ってくれる仲間達がこんなにいるんだ。」
高橋は熱くなる。
「そうだよ。だから、こんな俺たちについて来てくれる仲間達のためにも、絶対に勝たなければならない。そのためには、俺達が戦術を、プレー選択を、状況判断を絶対に誤っていけない。正しく導かなければならないんだ。みんなが犠牲にしている全てのものを、俺達は背負わなければならない。責任は重大だ。」柏木も熱くなる。
「その責任を負う覚悟があるからこそ、このチームを作ったんだろ?俺達は。だから、最後までその重みを背負って、戦おうじゃないか。」高橋と児玉は笑みを浮かべる。

「今日は、部室で夜9時から戦術ミーティングを行う。幹部以外は自由参加だ。夜飯をしっかり食べてから、参加するやつは集まってくれ。」

 高橋の声が、練習後のグラウンドに響きわたる。
 


<第45話>

 夏休み期間中なので、練習は16時には終了した。夜21時からの戦術ミーティングに参加しようと、早めに帰宅した。シャワーを浴びて、夕食を食べてからまた部室に戻る予定だ。帰宅途中、僕の携帯電話がなる。

「お、宮脇。良かった。つながった。」高校時代の同級生だ。高校時代まではサッカー部に所属していたが、今はテニス系のサークルとバイト中心の生活らしい。高校時代はそれなりに仲は良かったが、大学に入ってからは少し疎遠になった。
「今日20時からさ、女子短大と合コンなんだけど、急に男が1人足りなくなってさ、急で悪いけど、今日来られないか?」合コンの誘いだ。
「今日?悪い、部活のミーティングがあるんだ。」僕が答える。
「夜にミーティング?そんなわけないだろ。頼むから来てくれよ。」相手が食い下がる。
「いやいや、試合が近いからマジでミーティングだよ。」僕がさらに答える。
「じゃあさ、今週末にも大学生と合コンあるんだけどどうだ?アメフトもいいけど、たまには息抜きしようぜ。」さらに僕を誘ってくる。
「来週から試合が始まるから、当分は遠慮しておくよ。悪いけど、他を誘ってくれ。ごめんな。」僕が断る。
「おいおい、冷たいなー。なんだよそれ。もっと友達を大切にしろよ。友達いなくなったら寂しいだろう?」嫌味なやつだ。
「だから悪いなって。ホントごめん。でも俺、大事な時期なんだ。だから、また誘ってくれ。じゃあな。」これ以上構われたくない僕は、一方的に電話を切った。

「俺、友達がいなくなるのかな・・・」
一方的な相手の言いぶりにカチンと来たものの、そういえば、アメフト部員以外の人との触れ合いが減ってきているし、高校時代の友達とも全然連絡とっていないことに気がつく。
「そうだよな。俺が大学に入る前に描いていた生活のイメージと、実際の今の生活のイメージ、全く違うもんな。」しみじみと想いを巡らす自分がいた。

 少しやさぐれかけた僕だが、21時のミーティングに間に合うように部室に集まった。1年生を含めて、多くの部員達が集まっていた。
「おっ、宮脇。お前も来てくれたか。ちゃんと飯食ってきたか?」高橋が笑顔で迎える。
「はい。腹いっぱい食ってきました。」僕が答える。
 部室に漂うこの雰囲気。悪くない。いや、最高だ。

 俺には、大学に入ってから、遊ぶ友達はあまり増えていないかもしれない。でも、同じ目標に向かって、わかり合え、分かち合える、素晴らしい仲間と戦友がたくさん増えた。

 これが俺の青春だ。
 



<登場人物>
・宮脇拓哉/みやわきたくや
 …主人公(僕)。1年生。LB(守備)。
・児玉悠斗/こだまはると
 …1年生。アスリートで自信家。QB(攻撃)
・朝長幹男/ともながみきお
 …1年生。巨漢。AKB好き。OL(攻撃)兼DL(守備)
・高橋湊斗/たかはしみなと
 …アメフト部主将兼オフェンスリーダー。4年生。RB(攻撃)。
・柏木行雄/かしわぎゆきお
 …アメフト部副将兼ディフェンスリーダー。4年生。LB(守備)
・前田奈津子/まえだなつこ
 …4年生。主務兼女子マネージャー。
・大島陽子/おおしまようこ
 …1年生。女子マネージャー。
・森保/もりやす
 …1年生。高身長。WR(攻撃)。
・田島/たしま
 …1年生。万能タイプ。DB(守備)。
・多田/おおた
 …3年生。DB(守備)からアナライジングスタッフに転向。


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2015年10月06日

もしアメフトの魅力を・・・物語を書くとしたら (第15章)

もしアメフトの魅力を知ってもらうための物語を書くとしたら

第15章 そんな涙はゴメンだ

<第41話>

  8月。大学は、2か月近い長い夏休みに突入した。全国のアメフト部員達は、開幕まで残り1ヶ月となり、チームとしての最後の仕上げとなる熱い夏を迎えていた。
 僕達のチームは、試験期間が終わり次第、また本格的な練習が始まった。残り1ヶ月、無駄に出来る時間はないことを誰もが理解していた。8月1週目は、試験期間前に取組み始めた新システムの発展型について最終確認を行った。ダミーチームの控え選手達も、仮想北都大に成りきり、高い意識をもって練習に挑んだ。僕も、北都大のLBのように動き、攻撃陣の練習相手として意味があるように全力でプレーした。仮想北都大のエースラインメンの代わりは、ジャスティンが務めてくれた。アナライジングスタッフとなった多田も、プレーのコーディネーターとして存在感を発揮していた。あっという間に、1週間が過ぎ去った。

「明日は1日オフ。そして明後日からは夏合宿だ。1週間、アメフトだけに取組み、チームを完成させる。夏の合宿が終われば、秋の初戦までは2週間となる。後悔だけはしないように、万全の準備を行い、万全に体調を整えて、元気に合宿初日を迎えよう。」

 明後日からは夏合宿が始まる。春の合宿は、大学構内の合宿施設を利用していたためマネージャーの自炊が必要だったが、夏の合宿は、本格的な外部の合宿施設で行う。もちろん食事もついており、マネージャーもアメフトに全精力をつぎ込める。午前は朝9時から11時半まで練習し、午後は15時から18時まで練習、そして20時半から22時半までミーティングを行うのが大まかなスケジュール。文字通り、朝から夜までアメフトだけに取組む内容だ。

 合宿開始から2日前の練習後、主将の高橋、守備の柏木リーダー、攻撃陣と守備陣の各サブリーダー、QBの児玉、そしてアナライジングの多田、この6人が部室に残り、合宿に備えてシステムの最終確認を行っていた。
 実戦形式の練習が出来るのは、実質5日間。毎日、明確なテーマを決めて、練習、ビデオ確認、ミーティングによる反省を行い確実に理解していく。例えば攻撃面では、相手ゴール前オフェンス(ゴール前でランに特化した守備を突破する)練習に1日、キャッチアップオフェンス(負けている状況でリスクの高いパス重視の組み立て)練習に1日が必要となり、通常の攻撃練習は3日に限られてくる。また、各々の状況で、北都大がどのような守備体型を使ってくるかを予測し、想定される相手システムを練習でダミーチームにやらせなければならない。毎日、プレーに意味を持たせるためには、事前準備が必要だ。
 守備陣の練習はさらに複雑だ。守備のシステムがどう機能するかをプレー毎に確認するため、全てのプレーについて、誰がどう動き、どうブロックするか、あらかじめダミーチームに指示しておかなければならない。練習後に、その動きにちゃんとリアクション出来ているか、一人一人の動きを全てビデオで確認するため、全てのプレーに明確な意図を持たせているのだ。
 
合宿中、一番寝る間のないのは自分だろうと、アナライジングの多田は覚悟していた。




<第42話>

 相手がこう来たらこうするとか、さらにこうして来たらこうするとか、戦略的に考え出したらキリがない。いくらたくさんのプレーを用意していたとしても、そのプレーを確実に遂行できる理解度と完成度がないと、全く意味をなさない。適正なプレーの数とそれに費やせる練習時間。その組み合わせが最適となる答えを見つけ出さなければならないのだ。

 攻撃陣は、フレックスボーンとトリップスからのパス、ランプレーに加え、プレーアクション、ドロー、スクリーン、ショベルパスなどは合宿前にひと通り仕上げてきた。さすがにフレックスボーン(1バック)だけでは厳しいシチュエーションもあり、スロットT体型からのランプレーにも取り組んでいる。ショートヤードやゴール前ではスロットT体型が基本となる。概ね準備は出来た。
 さらに、児玉が怪我した場合のプレーの組み立て、高橋が怪我した場合のプレーの組み立て、朝長が怪我した場合のプレーの組み立ても考えた。雨が降った場合のプレーの組み立ても考えた。それでも不安の種は尽きない。
 後は、負けている時もこのプレーがあるから逆転出来るという、チーム全員にとって信じることができる確固たる切り札プレーが必要だ。

 フレックスボーンから、左のSB(スロットバック)が右にモーションし右トリップス体型に。そしてQBからRBに右にピッチし、フリーフリッカーのようにロングパスを投げる振りをする。DLがRBのいる右に集まり、DB陣がロングパスだと多い後ろのゾーンに行ったところで、左オープンに走りこんだQBにパスを投げるプレーを練習で披露。戦力の落ちているダミーチームとはいえ、一発タッチダウン。このプレーには僕も感動した。試合での披露が待ち遠しい。

 キャッチアップオフェンスでは、ハドル(40秒の作戦会議)を行う時間がない場合に備え、ノーハドルによのプレーの伝達のための暗号化にも取り組んでいる。プレーが終わり次第、すぐに次のプレーを行えるようセットし、暗号によりプレーを伝達するものだ。例えば、「ブルー47のA」や「レッド32のB」などの暗号で、色が体型、数字がプレー内容、アルファベットがコールを伝えるものだ。

 普通のプレーの場合でも、オフェンスがセットした際に、今の指示されたプレーは通用しない守備体型だとQBが判断した場合には、その場の判断でプレーを変更することがあり、オーディブル(作戦変更)という。その際にも、QBがセットした味方選手に暗号でプレーを伝達することもある。
 
 そもそものハドルでもプレーを暗号で伝達する場合も多く、選手達はリストバンドの中に暗号表をつけ、いつでも対応できる準備を整えている。リストバンドに入れる暗号表の作成も、アナライジングの多田の役目となった。


(リストバンドのイメージ)
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<第43話>

 夏合宿も終盤に差し掛かる。春の合宿とは異なり、徹底的に身体をしごき抜くような時期ではなく、戦術やシステムの完成を目指す練習内容であり、身体の疲労感よりも、頭と精神の疲労感の方が大きい毎日だった。
 夏の合宿も練習は残り2日。チームとしての完成度は高まってきた。プレーの精度も、システムの完成度も、戦術面の理解度も全て順調に進んでいる。
「大丈夫だ。問題ない。」そう自分に言い聞かせながら、主将の高橋は毎日夜遅くまで戦術面の打合せを行っていた。そして夜の全体ミーティング。
「みんな、目をつぶろう。」主将がいきなりみんなに言い出した。
「この1年、自分達がやってきた道のりを思い出そう。そして、1年前の自分と今の自分を比べてみよう。どうだ、大きく成長しているはずだ。実感出来るか?」高橋は一呼吸置いて続ける。
「そして今、北都大は手の届くところまで来ているか?相手に勝つイメージ、試合に勝つイメージは出来ているか?」高橋の声が響きわたる。
「この合宿で、やっと勝てるイメージが見えてきたやつ、勝つイメージが出来たやつも多いだろう。でも、どこかでこう思っていないか?『誰かがやってくれるから勝てる』と。それじゃあ、絶対に勝てない。『自分は関係ない』1人でもその思ったら、絶対に負ける。試合に出るやつは、自分のプレーが上手くいけば勝てると自覚しよう。OLは、自分が後1秒長くブロック出来たら、試合に勝てると信じて戦おう。WRはあと一歩速く動ければ、パスが来て試合に勝てると信じで戦おう。RBは後1ヤード進めば試合に勝てると信じて、DLはあと一歩速くOLのブロックを処理出来ればと、LBはあと一歩速くリアクション出来ればと、DBはあと一歩パスカバーが速く出来ればと、全員がそう信じて戦おう。ベンチの選手だって出来ることはある。相手のプレーがわかったらすぐに大声で叫びフィールドに伝え、試合中に何か気になることがあったらすぐにスポッターの多田に伝え、40秒のカウントダウンを大声で伝えるとか、今チームのために自分が出来ると思ったことを全力で取り組もう。『誰かが頑張れば勝てる』じゃなくて、『自分が頑張るから勝てる』という意識を持つんだ。チームの勝利のために自分に何が出来るのか、自分は何をしなければならないのか、もう一度よく真剣に考えて、残された時間を有意義に使おう。『精一杯頑張ったけど、あと一歩、届かなかった。』そうやって泣き崩れる未来の自分をイメージ出来るか?そんな涙なんかゴメンだよ。でも大丈夫だ。俺達にはまだ時間がある。自分達を信じよう。」

 合宿の最後2日間も、さらに気合いが乗って充実した練習を続けることが出来た。そんな涙なんか、みんなゴメンだと意識を高め、夏合宿は幕を閉じた。

 秋のシーズン開幕まで、残り2週間。




<登場人物>
・宮脇拓哉/みやわきたくや
 …主人公(僕)。1年生。LB(守備)。
・児玉悠斗/こだまはると
 …1年生。アスリートで自信家。QB(攻撃)
・朝長幹男/ともながみきお
 …1年生。巨漢。AKB好き。OL(攻撃)兼DL(守備)
・高橋湊斗/たかはしみなと
 …アメフト部主将兼オフェンスリーダー。4年生。RB(攻撃)。
・柏木行雄/かしわぎゆきお
 …アメフト部副将兼ディフェンスリーダー。4年生。LB(守備)
・前田奈津子/まえだなつこ
 …4年生。主務兼女子マネージャー。
・大島陽子/おおしまようこ
 …1年生。女子マネージャー。
・森保/もりやす
 …1年生。高身長。WR(攻撃)。
・田島/たしま
 …1年生。万能タイプ。DB(守備)。
・多田/おおた
 …3年生。DB(守備)からアナライジングスタッフに転向。


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2015年10月05日

もしアメフトの魅力を・・・物語を書くとしたら (第14章)

もしアメフトの魅力を知ってもらうための物語を書くとしたら

第14章 試験期間中

<第38話>

 試合後のミーティングの後、試合に出られなかった1年生のわだかまりも解けて、僕達は、また前に向かって歩み出そうと気持ちを切り替えていた。
「明日、久しぶりのオフだけど、みんな学校には来るだろ?天気もいいみたいだしさ、1年生みんなで海に行こうよ。」僕はみんなに提案した。
「よし、せっかくだから行こうぜ。」周りのみんなが同調する。
「マネージャーは、水着持参でお願いしまーす。」児玉が盛り上げようと便乗する。
「残念ながら、水着は着ませーん。でも、海なんて久しぶりだから、楽しみ!」マネージャーの大島も同調してくれる。1年生全員で海に行く企画が成立した。

 学校から海までは車で30分程度。午前の講義だけの人達は先発隊として昼から海に直行、午後の講義がある人達は15時頃からそれぞれ車を乗り合わせて海に向かった。天気も味方し、青空が広がる。日差しは強いものの、7月上旬の北海道、海の水はまだ冷たく、泳ぐにはまだ早かった。
「よし、タッチフットやろうぜ。」
タッチフットとは、タックルの変わりにタッチすればプレーが終わるタッチフットボールだ。海に行っても、アメフトからは離れられない。プレーヤー達は上半身はシャツを脱ぎ裸で、頭にはタオルを巻いたスタイル。大学に入学して3カ月、体つきはだんだんとたくましくなっている。
「QBはマネージャー限定でやろう。」森保が言い出した。
「えっ、出来るかなー。」大島はまんざらでもなく、ボールを投げる練習をしている。
 マネージャーも、ビデオを撮ったりプレーノートを書いたりスカウティングのため、基本的なシステムやプレーの内容は勉強している。もちろん、ストレートやポスト、アウトなどのパスコースもばっちりだ。

 ひと通りタッチフットをしたり、足だけ海に入って初夏を感じたりしながら、ゆったりとした時間を過ごした。時間はバラバラだが、プレーヤー12人とマネージャー2人の全員が集まることが出来た。練習や試合以外で全員が揃うのは久しぶりだ。特に、ここ1週間は、児玉や朝長を始めとして試合デビュー戦へのプレッシャーがかかり、他の1年生も試合に出られるかもしれないと練習からピリピリした緊張感で過ごしてきたので、心の底から緊張をほぐすことが出来ていた。こんなゆったりした時間は、全員が望んでいたものだった。
 だんだん日が長くなってきたとはいえ、薄暗くなってきた。バイトや予定がある者達が、何人かずつ車に乗り合わせて帰って行った。それ以外の者達は、解散しようとも帰ろうとも言い出さず、もう少しこの海の潮風と波音に浸って、仲間たちとこの大切な時間を共有していたかった。
 
 この仲間達となら、4年間とても大切に時間を過ごすことが出来そうな気がした。



<第39話>

 そして、大学は前期試験期間に突入した。アメフト部は学内でも人数が多いため、各自のネットワークを駆使すれば、あらゆる科目の試験の過去問やノートのコピーなどは集まりやすい。
「宮脇は頭脳派だから、試験は問題ないか?」主将の高橋が聞いてきた。
「いえ、勉強はちょっと自信が・・・。」大学生になってから、毎日アメフト中心の生活で、身体だけではなく人間的にも大きく成長している自負はある。しかし、本業はというと、講義には概ね出席しているものの、やはりおろそかになっているのは間違いなかった。
「これは、本当にマズイぞ・・・。」宮脇は、嫌な汗をかきながらも必死で駆けずり回った。さすがアメフト部のネットワーク、過去問やノートなど、だいだいの科目の材料は揃った。しかし、どうしても集まらない科目が1つあった。どうにかして材料を集めなければならない。同じ講義を受けていて、真面目にノートを取っている人が1人だけ思い浮かんだ。それは、つい3週間ほど前に、告白してくれたテニス部の女の子だった。

 告白されて、ごめんなさいって言ったばかりなのに、「ノートコピーさせてくれない?」と連絡するのは、僕にとってかなりのハードルの高さだった。別に彼女をだましたわけでもないし、裏切ったわけでもない。同じ講義を受けている仲間なんだから、連絡するくらいは問題ないはずだ。そして、背に腹はかえられない。
「もしもし、宮脇だけど。ごめんね、今大丈夫?」緊張で汗ばみながら、電話をかける。
「あっ・・・。宮脇くん、どうしたの?」テニス部の彼女も緊張がうかがえる。
 多少会話がぎこちないものの、彼女は快くノートをコピーさせてもらえることになった。その科目のテストは金曜日なので、月曜日の昼休みにノートを借りることになった。
 
 そして月曜日。テスト前のラストスパートで寝不足な僕は、午前の試験をなんとか粘り、昼休みとなった。テニス部の彼女と会い、無事にノートを借り、明日の昼休みに返すことにした。
「ありがとう。本当に助かったよ。今度、お礼に何か奢るね。考えておいて。」僕は、感謝の気持ちを表すために、食事でのお礼を切り出した。
「お礼なんていらないよ。困った時はお互い様だから、気にしないで。それとね・・・。」彼女が言いにくそうな素振りで、続ける。
「実は、わたし、テニス部の先輩とお付き合いすることになったんだ。だから、もう2人でご飯とにはいけないの。ごめんなさい。」

 ああ、青春って素晴らしいな。



<第40話>

 無事にかどうかわからないが、とりあえず前期試験が終了した。試験期間は2週間だが、ほとんどの試験が1週目に集中していたため、1週目の自主練は半分くらいしか参加できなかったが、2週目は月曜日から自主練に参加することが出来た。せっかく春から蓄積してきたアメフトの感覚とか体力とかを落とすのはもったいないので、1週目に試験が集中したおかげで、すぐにアメフト中心の生活に戻ることが出来た。

 試験期間中は、自主練であり、試験のない午前中や夜にウエイトトレーニングや走りこみをする者がいたりと、いつもの練習時間に参加出来るメンバーが毎日7割程度だったので、全体練習は出来ず、各パートやユニット単位での練習が続いた。
 LBの僕達は、オプション対策として、DLと連携したブリッツやチャージの動き方を集中して特訓した。試験期間が終わると、シーズンまではほぼ実戦形式の練習ばかりとなる。この期間に、基礎は徹底的に叩きこまなければならない。他のポジションも、先の試合で足りなかったところや秋の試合で必要となるところを中心に、実戦形式の練習ばかりとなる前に、個々で集中して取り組める重要な機関となった。

 そして試験期間中にもう一つ出来事があった。自主連をしていると、グラウンドに1人の大男がやってきた。180cmを超え、体重も00kgはありそうながら、筋肉質。アメリカ人だ。名前は、ジャスティン。アメリカはノースカロライナ州から3カ月の短期留学でうちの大学に来たらしい。日本語が話せず、僕らは片言の英語でのコミュニケーションなので、詳しいところは良く分からない。でも、高校時代はアメフト部でDE(守備ライン)をやっていたらしい。久しぶりに身体を動かしたいとのことであり、予備のヘルメットとマウスピース、そして防具を使い、自主連に加わった。

 ジャスティンは、アメフトはブランクがあるものの、筋肉質なガタイでパワフルだ。ライン対決では、朝長でも敵わない。先の試合では、朝長はパワーでこそ大きく負けなかったものの、技術的に相手にやられたプレーが多かった。児玉が受けたQBサックも朝長に一因があった。試合では強い相手に揉まれるものの、練習では既に朝長と対等に戦える者がいなくて、やや物足りなさを感じていたところだ。朝長は、ジャスティンのパワーとアメフト経験者の技術を目の当たりにして、胸が熱くなった。
「何が何でも、これから毎日練習につきあってもらうぜ。」朝長は、英語でどうやって伝えればいいのかわからなかったが、こいつを手放してはいけないことはわかっていた。ジャスティンは、留学してきたばかりで時間を持て余しており、3日に2日は練習に顔を出し、朝長との熱い戦いを繰り広げてくれた。

 こうして、8月に入り、秋のシーズンまで残り1ヶ月となった。



<登場人物>
・宮脇拓哉/みやわきたくや
 …主人公(僕)。1年生。LB(守備)。
・児玉悠斗/こだまはると
 …1年生。アスリートで自信家。QB(攻撃)
・朝長幹男/ともながみきお
 …1年生。巨漢。AKB好き。OL(攻撃)兼DL(守備)
・高橋湊斗/たかはしみなと
 …アメフト部主将兼オフェンスリーダー。4年生。RB(攻撃)。
・柏木行雄/かしわぎゆきお
 …アメフト部副将兼ディフェンスリーダー。4年生。LB(守備)
・前田奈津子/まえだなつこ
 …4年生。主務兼女子マネージャー。
・大島陽子/おおしまようこ
 …1年生。女子マネージャー。
・森保/もりやす
 …1年生。高身長。WR(攻撃)。
・田島/たしま
 …1年生。万能タイプ。DB(守備)。
・多田/おおた
 …3年生。DB(守備)からアナライジングスタッフに転向。


kou_blue97 at 00:00|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 后箆∈椒轡蝓璽困發痢 | 検淵▲瓮侫箸里海函
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