2013年05月

2013年05月19日

Xmasの贈り物(remake版) 〜前編〜

Xmasの贈り物〜1つの恋の物語〜

※この物語は、4年半前に僕が書いた短編小説です。かけだし金融マンのblog(2008年12月)に掲載されているもののリメイクです。当時の僕の妄想の全てが盛り込まれています。頭ン中どんなんだったんだろう。。。


<第1話>

『お疲れ様です。お先に失礼します。』 5時半頃、ケイコは会社を出て駅へと向かう。秋風が身にしみ始める季節。

『今日は温かいお鍋にしようかなー』 と独り言をつぶやきながら、子どもたちが待つ家へと向かってゆく。

ケイコは今年37歳。いわゆる一流企業に勤める夫がいて、中学生の娘と小学生の息子に囲まれた、そんな普通の家庭。普通以上の理想に近い家庭。

実態はちょっと違う。

夫はここ数年単身赴任中で、家庭には寄りつかない。もともと同居していた頃から、つきあいだ接待だと家庭をかえりみることなんてなかったし、女の影もちらほら見え隠れしていて、単身赴任という名目で別居が出来てお互い清々している。ケイコは子どもたちを連れて、単身赴任中だけということで、実家の母と同居して、昼間は外に働きに出る。

『子どもたちは私が守る』 そんなケイコの冬物語。


<第2話>

ケイコは最寄り駅そばのスーパーで買い物をするのが日課。夕食の準備は自分でする。そして子どもたちと夕食を食べる。

それだけは譲れない。その信念は変わらない。帰宅して夕食をつくり、子どもたちと食卓を囲む。そして台所を片付け、明日の準備をする。子どもたちが寝るまでは休まる暇がない。でも、絶対に仕事を言い訳にはしない。

私は夫とは違う。そう自分に言い聞かせて。子どもたちが寝静まった後、ゆっくりお風呂に入るのがささやかな幸せ。深夜にベッドに入り、朝早くから朝の準備。こうしてケイコの毎日が過ぎていく。

家庭を守り、子どもを育てて、外で働く。それが当たり前であり、毎日のごく普通の生活。それがたぶん、親として、人間として、生きているということなんだ。


<第3話>

ケイコの職場はオフィスビルが立ち並ぶ街の一角にある。仕事は経理だったり庶務だったり事務やら雑用やらの何でも屋さん。与えられた仕事は真面目にテキパキこなすタイプであり、若い女性陣からの評判も悪くない。事務所はそんなに大きいわけではないが、毎日多数の営業マンや業者の人達が出入りする。

たくさん事務所に訪れる営業マンたち。その中にケンジもいた。

ケンジ28歳
ケイコ37歳。

ただの営業マンと普通の事務所の女性。そんな2人の、クリスマスの物語。


<第4話>

ケンジは営業マン。実質的な営業ノルマは厳しいが、人脈が広がっていく仕事がそれなり楽しい生活。入社5年目で、営業も自分の形を築き上げつつある年頃。

そして結婚3年目。今年子供を授かったばかりであり、父親としても、人間としても大きく成長していく年頃。

『ジュンペイ。今日ちょっと飲んで帰ろうか。』 営業から戻ったジュンペイに話しかける。

『いいっスけど、最近飲み続いてますよね。ご家庭大丈夫っスか?』 ジュンペイが一応気遣う。

『仕事には打ち合わせが必要だろ。打・ち・合・わ・せ。』 ケンジが強引にジュンペイを連れ出す。

『いやー寒いですねー。こんな日はやっぱお湯割りですよね。梅入りで。』

『こう寒い日が続くと彼女に温めてもらいたくなんねーのか?早く新しい彼女見つけろよ。』 そう言ってケンジが生中を流し込む。

『彼女は欲しくてもなかなか出来ないんですよー。それよりケンジさん赤ちゃんはもうハイハイしてるんですか?』 ジュンペイが豆乳鍋をつつく。

『なんかさー。仕事もそれなりにうまくいってて、子どもも超可愛いけど、なんか家に帰りたくないんだよね。』 ケンジがジョッキグラスを見つめながら語り始めた。


<第5話>

『仕事とか接待とかで帰りが遅くなるとさ、「男は仕事だけやってれば許されるんだからいいわね」って、冷たい顔をされるんだ。』 ケンジは遠い目をして続ける。

『子育てってさ、かけがえのない幸せである反面、ものすごくエネルギーを費やす。嫁がさ、家事と育児で家庭を切り盛りして大変なのはよくわかる。感謝こそすれ、非難なんかするつもりはないよ。でもさ、俺だってクタクタになりながら仕事してきて、家族のために嫌なことがあっても耐えて。それなのにそんな冷たい態度が続けば、俺もちょっとキツいよな。なんのために頑張ってんのかなって。』 ケンジがビールを流し込む。

『うーん。難しいですね。。。』 ジュンペイが唸る。

『なーんて本当に贅沢な悩みだよな。わかってるんだ。理屈じゃなくて、頑張るしかないって。』 いつもの笑顔のケンジに戻った。

『まだ8時だな。よーし、』

『じゃあパァーッと行きましょうか。最近いいキャバクラ見つけたんですよ。ナオミちゃんって可愛い子が、』

『ばーか。俺は妻子のいる我が家に帰るよ。ジュンペイもいいかげん落ち着けよ。』 ジュンペイの優しさを感じながら、早めに帰路につくケンジだった。


<第6話>

『今日は会社の忘年会だから帰りが遅くなるね。』 子ども達にそう伝え、ケイコは家を出る。ケイコの会社では12月第一週に事務所の忘年会を行うのが恒例。所長の意向で、社員だけではなく、取引先や業者にも幅広く呼びかける。もちろんケイコも参加し、ケンジも参加する。

取引先回りで遅れて到着したケンジは、空いている下座の席に腰を下ろし、始まったばかりの所長の話に耳を傾ける。そこはケイコの隣。乾杯の音頭の前に、グラスにビールを注いでいく。ケイコがケンジのグラスに注ぐ。

『お疲れさまです。高橋さんですよね?』 ケンジははっと目を上げ、恐縮する。

『高橋です。いつもお世話になってます。』 今度はケンジが注ぎ返す。

『いつも電話いただいたり、来店されてるんで名前は覚えてますよ。私は木村といいます。よろしくお願いします。』 2人の瞳が交差する。

『乾杯〜』 乾杯の合図でケンジとケイコのグラスが触れ合う。

2人のグラスを持つ手には、それぞれの指輪が煌めいている。


<第7話>

席が隣とは言え、ケンジにとっては単なる飲み会ではなく、仕事の一環。楽しく会話している時間などなく、担当者、課長、部長と挨拶にお酌と忙しい。ビール瓶を持っていろんな人に注ぎに行く度に、注いだ以上のお酒を飲まされるのが営業マンの定め。ケンジはいつもの営業スマイルで、注がれたお酒は飲み続けた。

ケイコは普段飲まないお酒を久しぶりに飲んだこともあり、顔がほんのり赤みを浴びている。今日くらいはいいかなーとちょっとずつ飲み始めたが、いつの間にかビールも進んでいた。トイレから戻る途中、ケンジは店員さんな水を貰い一気に飲み干す。ちょっと酔いもまわり始めており、小休止の意味も込めて、ケイコの隣の席に戻った。

『お疲れさまでーす。大変ですねー?』 ケイコも酔いが回り饒舌になる。

『まあ仕事ですからねー』 ケンジも軽いノリで返す。

『木村さんはお酒強いんですか?普段も旦那さんと飲まれるんですか?』 ケンジはケイコの左手のリングを意識して会話を膨らませる。

『普段は全然飲まないんですよー。ホント久しぶりですよ。旦那はほとんど家に帰らないですし。』 ケイコが真面目に応える。適当に話を合わせればいいものを、根が真面目なので、旦那の話も普通に出してしまう。

『こんな素敵な奥さんがいるのに帰らないなんて旦那さんも大変ですね。』 営業トークの中にケンジの本音が入り交じる。


<第8話>

『高橋さんってお上手ですね。』 ケイコもお世話とは言え悪い気はしない。家と事務所の往復で、ほとんど飲み会にも顔を出さないケイコにとって、男に褒められるのは久しぶりだ。

『木村さんのような人が家で待っていたら、毎日帰るのが楽しいだろうなー。』 ケイコの目をケンジが見つめる。ちょっと動揺気味のケイコ。

『でも高橋さんもご結婚されてますよね?まだまだ新婚さんみたいな感じなんじゃないですか?お子さんはいらっしゃるんですか?』 

『結婚3年目で今年子供が生まれました。まあ幸せって言えば幸せなんですけどね。実際はいろいろありますが。』 しばらく休んでいたケンジがまたビールを飲み始める。

『じゃあ一番頑張らなきゃならない時期ですね。仕事も家庭も。』

『そうですね。木村さんと話せて元気が出てきました。またちょっと頑張ってきますね。』 そう言ってケンジはビール瓶とグラスを片手に、また飲むという名の戦場へと舞い戻って行った。

ケンジと話したことにより、自分の幸せだった時期のことを思い出すケイコがいた。


<第9話>

一次会が終わり、ケイコは一人で駅に向かう。駅前の広場は12月に入ったばかりだというのにクリスマスモード一色だ。

『今年のクリスマスはどこのケーキにしようかな。』ケイコは独り言をいいながらクリスマスツリーを見つめる。

『昔は張り切ってクリスマスプレゼントとか選んだりもしたし。可愛いコートで着飾って、ディナーに連れて行ってもらったりもしたなぁ。』 ケイコの胸の中で、恋をしていた時代の記憶が蘇る。

『私も年をとっちゃたね。』 結婚してからも、家庭のため、子供のために頑張り続けた自分に話しかける。

『でも、子供たちも元気だし、今年もまた子供たちとクリスマスを過ごせるだけでも幸せだと思わなきゃね。』 そう言い聞かせて自宅に電話を入れる。母も子供たちも、たまにはゆっくりしておいでよと気遣ってくれる。

そんな家庭の優しさを感じながら、ケイコはいつものケイコに戻り、駅のホームへと歩いてゆく。


<第10話>

一次会が終わり、ケンジは一人で駅に向かう。駅前の広場は12月に入ったばかりだというのにクリスマスモード一色だ。

『今年のクリスマスは、家族3人で過ごす初めてのクリスマスだな。』 ケンジは独り言をいいながらクリスマスツリーを見つめる。

街を歩く若いカップルたちを横目に、『俺もパパか』とつぶやく。酔いが回り、子供の顔を思い浮かべて、自然に笑みがこぼれる。人生はうまくいっている。仕事もそう。プライベートもそう。贅沢なんか言ってられないことはわかっていても、ロマンを求めてやまない男の性(さが)を感じるケンジがいた。


<第11話>

ホームで電車を待つケイコ。ちょっと遅れてケンジが同じホームにたどり着く。エスカレーターを登ったケンジは、電車を待つケイコの姿を見つけ、ケイコに引きつけられるように、一歩ずつ近づいていく。

『また逢えましたね。』 ケンジがケイコの隣に並び、話しかけた。
『高橋さん。。。』 急に声をかけられたからなのかわからないが、とてもドキドキしている自分にケイコは驚く。

『なんか素敵な女性が立っているなって思ってたら、木村さんだったんで、つい声をかけちゃいました。迷惑でしたよね。』

『そんなことないですよ。でも高橋さんって本当にお世辞が上手いですね。』 今日飲み会の話や、お互いの住んでいる所や生活の話で会話も楽しく弾む。

『次の駅前にいい雰囲気のお店があるんですよ。これからちょっとどうですか? って本当はお誘いしたいところですが、ケイコさんのお子さんも帰りを待っていますよね。今度2人で飲みに行くときにご案内しましょう。』 ケンジがケイコを誘う。

断りやすくて相手をいたわり、また相手の気持ちを探ることが出来る誘い方。一瞬の葛藤の後、ケイコはケンジの誘いに応じた。

『じゃあ少しだけ寄りましょうか。あまり遅くならないように。』 そう言って、肩を寄せ合って、2人は途中駅で降りて夜の闇に消えていった。


<第12話>

2人は駅からちょっと歩いたところにある雰囲気のいい居酒屋に入った。カウンターに通されたが、二人掛けの可愛いシートに腰をおろす。

『ここ雰囲気良くないですか?』

『なんか凄くお洒落な感じですね。こんなお店なんて若い頃にしか来たことないです。私なんか似合わないかもしれないですよね。』 店にとしても、何よりケンジの飲む相手としても、自信のないケイコが控えめに話す。

『全然そんなことないですよ。今日お逢いした時から、本当に素敵で魅力的な女性だって、ずっと感じていますから。』 ケンジの言葉には半信半疑なケイコだが、忘れかけていた感情が蘇りつつある。どれくらい時間が経っただろう。柔らかくて、居心地が良くて、いつまでも続いて欲しい特別な時間が流れた。

日常が迎えに来ることを、現実が迎えに来ることをわかっているけれど、ちょっとでもこの時間が続いて欲しいと
お互いそう強く願っていた。

『名残惜しいけど、今日はそろそろ帰りましょうか。』 ケンジがカウンターを立ち上がり、会計を済ませる。ケイコがお金を払おうとするが、ケンジは受け入れない。

『じゃあ今度デートするときには、ちょっとだけご馳走になりますね。』 完全にケンジのペースで物事が進む。ケンジの優しさと男らしさ、そしてデートという言葉に、ケイコの心は揺さぶられていくばかり。


<第13話>

2人は支払いを済ませてエレベーターに乗る。他には誰もいない。ケンジはケイコの手にそっと触れる。そして優しく握りしめる。楽しく会話が弾んだカウンターとは対照的に、エレベーター内は沈黙と緊張感に包まれる。エレベーターを降りた後も、2人の手は離れない。

『タクシーで送っていきましょうか?』 ケンジが沈黙を破る。

『まだ10時過ぎたばかりなので、電車で大丈夫ですよ。』 お互いの手から伝わる温かさい人柄を感じながら、2人は駅へと歩いてゆく。

『この時間がずっと続けばいいのに』 無意識にケンジが言葉を発する。ケイコは何も言わない。心の中で頷くだけ。ただそれだけで充分に伝わる。駅のホームにたどり着く。

『また、ケイコさんと2人で逢いたい。』 今までと異なる口調。

『私も、また逢いたいな。』 今はもう止まらない。無情にもケイコの乗る電車が到着する。

『今日はありがとう。また連絡するね。』 ケンジはケイコの髪に触れ、耳元でささやいた。こうして、2人はまた日常という世界へ舞い戻っていくのだった。

ケイコはいつもと変わらない様子で、家族と子供たちが待つ家へと帰り、いつものとおり眠りにつく。何も変わらない日常。

ただいつもと違うのは、ケイコの心の中のロウソクに、ケイコの胸の中のChristmasキャンドルに、優しく温かい火が灯ったことだった。

決して許されるものでもなく、決して認められるものでもない、1つの純粋の恋。


【前編・完】


kou_blue97 at 00:42|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 后箆∈椒轡蝓璽困發痢 

2013年05月18日

誰がために鐘は鳴る(remake版)〜後半〜

『誰がために鐘は鳴る』 〜サラリーマンの物語〜

※この物語は、5年前に僕が書いた短編小説です。かけだし金融マンのblog(2008年2月)に掲載されているもののリメイクです。


<第11話>

『これは本社からの指示であり、社長の意向である。』 新しい工場長がやって来た。

あだ名はイエスさん。目上だけに忠実だという意味のイエスマンと、イニシャルのSさんが合わさったらしい。イニシャルではなく、部下を苛めて喜ぶからSさんと呼ばれているという説もある。まあそんなあだ名のとおりの男だ。そしてもちろん事業部長の忠実な飼い犬でもある。

『今、工場に求められていることは、コスト削減と人員削減である。いかにスムーズに工場を縮小出来るかということを第一に意識して欲しい。本社の指示通り動いてくれればそれなりの待遇が待っている。本社の方針に従わない者は、リストラの最有力候補とせざるを得ない。』 リストラの言葉を発しながら、薄気味悪い笑みを浮かべている。

『何がリストラだ。無能な管理職を削減することが先だろ。一番最初がお前だよ。』 と心の中で呟いた。

本社の指示に忠実な者が出世する構造。その指示が正しいか正しくないかの判断はいらない。YESと言えば、出世の階段に残り、NOと言えば、出世の階段から蹴落とされる。それが歪んだ組織の秩序であり、道徳とされている。

『こうして世界は回っていくんだ。』 青空を見上げながら、ケンタのため息が、雲に向かって上っていく。


<第12話>

イエスさん(新しい工場長)の言葉は俺の心に響かない。前の工場長の言葉が懐かしく思い出される。


『いいかケンタ。なんでお前みたいな大卒を工場に配属させるかわかるか?よく考えてみろ?』 そんなことも言われたっけ。

『モノづくりには、生産技術が大切なんだ。これを使ってくれる人のために、いかに良いものを、いかに早く、いかに安く作れるか、それを考えるのが俺たちプロの仕事だ。モノづくりのプロを育てるには、大学の知識なんか役に立たない。工場で何が起きているか、現場を肌で感じてもらうのがまず第1だ。だから最初は、工場なんだ。プロへの第一歩、しっかり頑張れよ。』 

たぶんこの言葉は、自分への激励の言葉だったに違いない。3ヶ月の新人研修を終え、本社や大規模支社に配属される同期がいる一方で、工場勤務を言い渡され、軽く落ち込んでいた自分に対する励ましの言葉だった。

次代を担う若い世代の気持ちを汲み取ってくれて、さりげない激励の言葉をかけてくれる心遣い。その優しさが、3年たった今でも、俺の心に響き続けている。

そうだ、俺は、工場(ここ)で頑張らなければならないんだ。前に向かって進むしかない。


<第13話>

今日も一日仕事を頑張った。

『ケンタさん、飲み行きましょうよ。たまには事務のかおりちゃんも誘って。』 新人のジュンペイが飲みに誘ってきた。

『そうだな。よし、パーッと行くぞ。』 ジュンペイとかおりちゃんと3人で、アジアンダイニングへ向かった。

生春巻やフォーなどでお腹も膨れてきた頃、『なんか最近、工場の雰囲気が良くないですよね。空気が重いっていうか。』 かおりちゃんが寂しげな目で訴える。

『全部アイツのせいですよ。トップが代わると、こうも見事に組織がおかしくなるんですね。』 ジュンペイもいろんな思いをぶちまける。

『そうだな。あんなにやる気をそぐ人なんてあんまりいないよな。って酒が不味くなるじゃねぇか。俺らは俺らで楽しく仕事を頑張ろうぜ。』 言ってみたものの、不平不満は渦巻いているようだ。

そんな時は、楽しく飲むに限る。というわけで、カラオケに場所を変え、ジュンペイと肩を組みながら3人で『明日があるさ』 を熱唱。

これからも頑張り続ける自分と、ともに頑張っていく仲間達に、未来があることを本当に信じたい。

『あ〜楽しかったね。ストレス発散。』 かおりちゃんもご満悦の様子。

『じゃあ帰りは気をつけてね〜。』 とかおりちゃんを見送り、ジュンペイと繁華街にきびすを返す。

『ケンタさん、仕事でいろいろ嫌なことも多いっすけど、ホントこういう仲間って大切ですね。僕ちょっとモチベーション下がりっぱなしでしたけど、頑張ろうって気になってきましたよ。』 酒だけじゃなく、自分にも酔い始めたようだ。

俺も熱く語りかける。 『人生はな・・・・。』


<第14話>

お互い心地良い酔い加減の中、俺はジュンペイに語りかける。

『人生はな、必ずしも平等とは限らない。今回みたいに不運な状況に陥ることも多い。嘆いていればいいのか、恨めばいいのか、それとも逃げればいいのか。』

『僕ならとりあえずやけ酒っすよ』 ジュンペイが応える。

『まあたまにはいいよな。でもそればっかりじゃ悲しいだろ。何事も、今おかれている環境のせいにしちゃいけない。言い訳したくもなるし、恨み辛みもある。となりの芝生だって青く見えるからな。でも、格好いい生き方ってゆうのは、どんな環境だろうと、与えられた環境の中で、精一杯努力し、常に前を向いている、そんな生き方なんじゃね〜かな。』 ヒートアップして、さらに体が熱くなる。

『そうっすね。周りの環境とかじゃなく、要は自分がどれだけ出来るかってことですよね。自分との戦い。なんか超ヤバいっすね。ケンタさんどんだけヤバいっすか。』 ジュンペイの気分の高揚が、言葉を意味不明に変えてゆく。

『そうだ。人や周りに惑わされるな。自分の信念を貫け。やってやろうじゃねぇか。』 繁華街で拳を握りしめるスーツ姿の若造2人が、明日の日本経済を支える。

『ケンタさん、俺、明日から超〜頑張りますよ。今日の俺なんてバイバイ、常に今の自分を超え続けてやる。信念を貫きます。』 いつになく頼もしい後輩の姿。

『熱く語り合える仲間って、最高だな。』 俺も清々しい気分だ。

『先輩、俺、信念を貫きます。だから、明日から頑張るために、ちょっとキャバクラ行きたいっス。この前、菊池課長に連れてってもらったとこ。』 ジュンペイの目が爛々と輝いている。

『しょうがねぇな。割り勘だぞ。』 繁華街で拳を握りしめるスーツ姿の若造2人が、今日の夜の経済をも支えている。


<第15話>

前工場長のもと積み上げられてきたものが、新しい工場長により取り崩されていく現実。悪に立ち向かう正義が現れるのがドラマや小説の世界だが、そう上手くは行かないのが現実。

物事は、新しい工場長の思い通りに進んでいった。社員や作業員だけではなく、パート、派遣社員も削減されていく。取引先や下請け業者への影響も計り知れない。この大きな犠牲を、経営陣はどう考えているのか。断腸の思い、忸怩たる思いの上の経営判断だと信じたい。そうでなければ、犠牲者達は報われない。派閥争いや保身、私利私欲のための犠牲であれば、許されたものではない。

そして僕らも、今後は中堅社員として、やがては管理職として、我が社を支える歯車の1つとなっていく。その過程で、このような大きな犠牲があったこと、その上で会社の今があることを、決して忘れることなく、胸に刻み込まなければならない。それが残された者達の使命。

こんな会社、辞めようかとも考えた。でもこの使命感を抱きながら、まだまだ頑張っていかなければならない、そう意識は変わっていった。

そして、人事異動の時期がやってきた。思いもかけない異動が発表された。


<第16話>

新しい工場長が赴任してから3ヶ月。工場長の異動は例外的に行われたものであり、今回通常の人事異動の季節がやってきた。社内食堂でジュンペイと昼飯を食べながら、そんな話題が湧き上がった。

『そろそろ異動の季節ですよね。なんかソワソワしちゃいますね。』 今日の日替わりランチはサバ味噌煮定食。
ご飯いっぱい口にほうばりながら、ジュンペイが話してきた。

『何言ってるんだよ。お前はまだ来たばかりの新人だろ。お前の異動なんかあるわけねーよ。』 同じ日替わりを食いながら俺は返した。

『そうですけど。人事なんて何が起こるかわからないっスよ。新人だろうが何だろうが、でもそんなの関係ねぇ!!オッパッピーっすよ。』 この前言ったキャバクラでちょっとモノマネがウケたからって、ジュンペイは最近そればっかだ。。。

『人事はどこまで考えてくれてるんだろうな。一人一人の人事異動なんて全体から見れば取るに足らないことだけど、当事者にしてみれば一大事だからな。』 血と心の通った人事を行って欲しい。

そんな会話をした数日後、俺とジュンペイの直属の上司である菊池課長に人事異動がなされた。

菊池課長は、本社人事部へ栄転することとなった。


<第17話>

『菊池課長ご栄転おめでとうございま〜す。』

『お−。みんなありがと−。』 みんなの酌を受けて泥酔状態の菊池課長が、相変わらずの低く渋い声で応えてくれる。もう何回目の乾杯だろうか。

今日は菊池課長の送別会。で、こじんまりとした居酒屋で3次会のスタート。普段から仲のいい5人での3次会だ。

『課長〜、キャバクラのナオミちゃんは、ちゃんと僕に引き継いでくださいよ〜。』 こっちも完全に出来上がっているジュンペイがそんなネタで絡んでゆく。

『人事に行ったら、まずはあのイエスの野郎をぶっ飛ばしてくださいよ。マジお願いします。』 主任の先輩も工場長が到底許せないようだ。

『会社の成長は社員なしには語れない。人事とは、社員一人一人がモチベーションを高め、常に上昇志向を持って働ける環境を作り上げることだ。そしてそれが会社の経営戦略達成につながる。今の工場をみると、モチベーションを高めるのが難しい環境だよな。まあいろいろな経営判断の上のことだとは思うが。』 課長が熱燗を空けるスピードは止まらない。

『たしかに新しい工場長を置いた人事が正しかったのかどうかは、会社全体の今後の業績などをみなければわかりませんが、一つの人事がこれだけ社員のやる気を削いでいるという事実だけは、人事にもちゃんと伝えてもらいたいです。』 普段おとなしい先輩もこのことについては譲れないようだ。

『でも課長みたいにちゃんと部下のことを考えてくれる人が人事に行くのは、会社全体としてみれば大きなプラスですよね。課長、期待してますよ。』 俺は本心からそう思う。

『お前らの気持ちは痛いほど分かる。俺にどれだけ力があるかはわからないが、この経験を生かして頑張るつもりだ。お前らもしっかり頑張ってくれよな。』 課長から一人一人に言葉が贈られる。

言う方も言われる方も泥酔状態だが、『ケンタ、お前は人の心がわかる男だ。その心を忘れるなよ。そして絶対に偉くなれよ。』 この言葉は忘れない。

『ジュンペイ、お前にはナオミちゃんはまだ早い。ナオミちゃんを振り向かせるくらい、仕事頑張ってカッコいい男になれよ。』 たぶん、この言葉も忘れない。

こうして思い出話に花を咲かせた。


<第18話>

工場長が異動でいなくなり、課長も異動でいなくなった。そして工場の生産ラインが縮小し、ここで働く人も減っていった。それでも時は流れる。工場も動き続ける。毎日始業の鐘は鳴り、毎日終業の鐘も鳴る。

工場長が飛ばされるのを知った時、誰のために働くのか、なんのために頑張るのか、それがわからなくなった。

そんなこともあった。

工場長は相変わらずだが、新しい課長も頼りがいのあるタイプで、また違った観点から俺を指導してくれている。ジュンペイにも後輩が出来、持ち前のエネルギーでバリバリ突っ走っている。

誰のために働くのか? 『汝がために鐘は鳴る』とも言い切れない。『それは私』とスズメも言わない。

働く理由なんて人それぞれ。答えもなければ、正確もない。家族のためだっていい。自分のためだって。夢のためだって。ナオミちゃんのためだっていい。

きっと答えは1つじゃない。

そう冷静に受けとめてしまった俺。大人になったからなのか。成長したからなのか。これは進化なのか。それとも退化なのか。

Regress ? or  Progress ?


<第19話>

人事部の菊池課長のもとへ、前工場長がやって来た。「菊池くん、ご栄転おめでとう。本社はどうだい?」菊池課長は立ち上がり、前工場長を迎える。

「ご無沙汰していました。お元気そうで何よりです。」

「実はな、早期退職制度を利用しようかと思っているんだ。」 工場にいた頃よりは穏やかな顔をしている。

「知り合いのちょっとした小さな工場で働かないかと話があり、家からも近いし、前向きに話を進めていこうかなんて考えている。」 やはり、人事異動の傷は癒えないんだろうか。

「あれからいろんなことを考えたよ。辛く悲しい思いももちろんした。でも、大切なことを気付かせてくれた。」 菊池課長は完全に聞き手にまわっている。

「どうだ?やっぱり俺は出世ラインから外れた負け組みにしか見えないか?」 笑いながら前工場長は続ける。

「仕事は、わがままも許してもらったし、自分の好きなようにやらせてもらうことが出来て、本当に満足している。
この年にもなって、他人の評価が全てで一喜一憂するなんて寂しい人生じゃないか。自分の信念を貫いて今までやってきて本当に良かったと思っている。そして工場長としていい仲間たちに囲まれて、これ以上の贅沢はあるか?俺は胸をはって会社を辞めれるよ。俺は頑張ったってな。これからも、新しい現場でバリバリ頑張るさ。菊池くんとか、工場のケンタとか熱いハートの男には、後悔しない充実した仕事と人生を歩んでもらいたい。信念と誇りをもって、楽しかったと胸をはれるよう頑張って、この会社を支えていって欲しいと思うよ。老兵は去るのみ。頑張ってくれ。みんなによろしくな。」 そう言って、前工場長はこの部屋を後にした。

俺は、数週間後に菊池課長の口から聞いた。さすが男だなって率直に思った。ジュンペイもわかってんだかわかってないんだかよくわからないが、「格好いいっスね」と口にしていた。

俺は、それから全工場長に会うことはなかった。でも、前工場長は工場にいろいろなモノを残していった。一緒に働くことが出来たのはわずかだが、俺の心の中にもたくさんのモノが残っている。

「胸をはって辞められる」という言葉の意味を深く感じる。それは、時をかけて、社会をめぐって、次代に引き継がれ、そうして誰かの心に伝わっていく。そうして時代に刻まれてゆく。

そのために、鐘は鳴っているのかもしれない。


<第20話>

若さと元気だけが取り柄だったジュンペイも、今では一人前に仕事をこなしている。大きな仕事も少しずつ任されるようになってきた。そして、仕事の質と量の増加とともに、苦労や責任も少しずつ増え、時には大きな壁にぶち当たったりしているようだ。

定食屋で晩飯を食いながら、ジュンペイが聞いてきた。

『ケンタさん、工場長がかわるときに、何のために働くのかわかんなくなったって言ってましたよね。答えは出たんですか?』

『答えなんてないんだよ。ないと言うか、なくてもいいじゃんみたいな。』

『僕も最近ツラいなとか空しいなとか、たまに何で頑張ってるのかわかんなくなったりしますよ。そんな時は何で頑張ってるんだろうとか悩んだりしちゃいます。同じだなと思って。』

『仕事がうまくいってる時は、きっとそんなこと考えずにバリバリ働いていて、仕事だって仕事以外だって充実した時間を過ごしていて、そんなこと考えたりしないんじゃないかな。仕事でつまずいたり、上司や同僚と合わなかったり、仕事が上手くいってない時に、何で頑張ってるのかとか、何のために働いてるのかとか、何かのきっかけを見つけたくて、そんなこと考えたりするんじゃないかなと思って。』

僕を走らせている無数のもの 夢だったり目標だったり 誇りだったり信念だったり 家族だったり仲間だったり 楽しみだったり趣味だったり 振り返ればいろんなものが集まって 僕の背中を押してくれているはず

でも辛い時や苦しい時に それらに気がつかないで ふと立ち止まって考えてしまう 何のために走っているのか

ナンノタメニガンバッテイルノカ

理由が欲しくて きっかけが欲しくて 僕らは悩み苦悩する

でもいろんなものが背中を押してくれていることに気付き 僕らはまた走り出す そうして世界は回っている

『答えなんか見つからなくても、そうやって悩んで、壁にぶち当たって、また頑張っていけばいい。辛い時は泣いてもいいし、飲んでもいいし、無理する必要なんかないよ。』 こう言いながらジュンペイがまた成長の階段を一歩ずつ登っていくのを俺は喜んでいた。

『ケンタさん。そうですね。今は辛いけど乗り越えなきゃならない壁ですよね。乗り越えた先にはまた一歩成長した俺が待っているから。』

『そうだ。頑張れよ。みんな期待しているんだから。』

『ケンタさん、辛い時は泣いても飲んでもいいんですよね。』

『ああ、リフレッシュして明日の活力を生むのも大切だからな。』

『じゃあ、これからナオミちゃんの店行きましょう。可愛い後輩の明日の活力のためですよ、先輩。』 こうして夜が更けてゆき、また明日が始まってゆく。

課長も、工場長も、部長もみんな、こうして壁にぶち当たって、成長していったはず。

僕らも同じように成長の階段を登ってゆく。出世して歴史に名を残す人も入れば、心や技術を伝承して後世に名を残す人もいる。目指すべきものは、人それぞれ。何のために働くのか、それも人それぞれ。

でも誇りと信念を大切に、明日へ生きるサラリーマン物語。

ケンタとジュンペイを代表する世代の未来に期待して。(完)


<epilogue>

ここは別世界。小さい頃、東京ディズニーランドに行った時に、ここは別世界、まるでファンタジー、なんて体験をした時のように、俺は今ここで素晴らしい体験をしている。

そう、ここは別世界、大人のファンタジー、in キャバクラ。

『ジュンペイくんお疲れ〜』

『うぃ〜』 水割りのグラスが重なり合う。

『会社という戦場でひたすら戦い続ける俺。この俺の心の隙間を埋めてくれるもの。それがナオミちゃん。君の瞳と笑顔だ。』

『もうジュンペイくんったら口が上手いんだから〜。』

『本当だってば。俺もようやく1人で仕事任されるようになってさ、嬉しいしやりがいあるんだけど、やっぱ責任も大きいし俺もまだまだ未熟で毎日大変なわけ。何のためにこんなに頑張ってんだろうとか悩みも多いしさ。どんだけナオミちゃんに癒されてるかわかってる?もうどんだけ〜。』

『そうなんだ〜。ありがとう。ジュンペイくんの真面目に頑張ってる姿とかも見てみたいな。』 

この別世界とも言える時間と空間が、お酒とともにいろいろなモノを忘れさせてくれる。

『ナオミちゃんはさ、何で毎日頑張れるの?』

『う〜ん。やっぱり私に逢いに来てくれる人がたくさんいるのも嬉しいし、私と話して楽しかったとか元気が出たとか、喜んでくれる顔を見れるのが一番かな。凄く励みになるよ。もちろんジュンペイくんの言葉もね。』

『そうだね。僕も上司の評価とか抜きに、お客さんや取引先の笑顔、仲間達の感謝の言葉、自分の中の達成感、いろいろ励みになることも多いな。もちろん一番励みになるのはナオミちゃんの笑顔だけど。』

『もうジュンペイくんったら、まともなこと言ってるようですぐからかうんだから〜。』 彼女の笑顔が僕を幸せする。

僕の幸せが笑顔をつくり、また誰かが幸せになる。

僕のした一つの仕事が また新らしい何かを生み出し 新しい何かを作り上げてゆく

僕のした一つの仕事が この世界を回り回って また誰かを幸せにして 誰かの笑顔を生み出している

そうして世界は回っている

ナオミちゃんの笑顔が僕を幸せにし 僕の仕事が誰かを幸せにしその誰かがまた新しい誰かを幸せにする

それはサラリーマンだって 政治家だって キャバクラ嬢だって ラーメン屋さんだって 主婦だって 誰かを幸せにして 誰かに幸せをもらっているのは 生きている限りみんな同じ

誰かを支え 誰かに支えられ 僕らはまた生きていく

こんな僕でも 誰かを幸せにすることが出来るんだね そう信じて 明日も頑張ろう。



〜拙い文章ですが、最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました。僕の生き方、人生観、仕事観を、簡単なストーリーに乗せてまとめてみたものです。5年前の自分が考えていたこと、悩んでいたこと、振り返ることが出来ました。あれから、俺も成長しているのかな?少しはマシになってるだろう。そう信じで、明日も頑張ろうと思います。本当に、ありがとうございました。〜




kou_blue97 at 00:04|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 后箆∈椒轡蝓璽困發痢 

2013年05月16日

誰がために鐘は鳴る(remake版)〜前半〜

『誰がために鐘は鳴る』 〜サラリーマンの物語〜

※この物語は、5年前に僕が書いた短編小説です。かけだし金融マンのblog(2008年2月)に掲載されているもののリメイクです。


<第1話>

今日もあいつの罵声が工場に鳴り響く。マジうざい。能力も人間的魅力もなく、けつの穴も小さいくせに、ゴマすりとおべんちゃらで出世を続け、今や本社の部長。いつも工場長や現場で働く俺たちに偉そうに怒鳴り散らし、自分は定時あがりで飲み会三昧。ホントいい身分だよな。

それに比べて工場長はすげえ。口は悪いしいろいろうるさいが、部下の生活や働きやすい環境のことをしっかり考えてくれていて、何より自分が率先してバリバリ働いてる。この人にならついていきたいと思えるほど男気たっぷり。

そんな部長と工場長はそりが合わない。部長は、工場長が言うことを聞かないので面白くない。工場長は、部長の言っていることが理不尽であり、部下を思うとそんな指示は到底受けられない。

まさに水と油。

そんな中、工場長が左遷されるという噂が僕の耳に入ってきた。


<第2話>

俺の名前はケンタ。社会人3年目。小さい頃から楽しく生きることがモットーで、学生時代はやんちゃばかり楽しい日々だった。でも、曲がったことが大嫌いで、人の気持ちとか、人と人とのふれ合いとか、そういうものは大切にしてきたつもりだ。特に、大学時代にアメフトというスポーツを通じて得た経験と出会った仲間たちのおかけで、本当に大切なものは何かってことに気付くことが出来た。

で、今は某メーカーの会社に就職して3年目。工場に配属されて、ヘルメットをかぶり作業着を着ながら、現場のおっちゃんに怒られたり、どなられたりしながらもうまく連携をとり、事務やら、企画やら、運営やらを頑張っている毎日。

就職活動では、大手都銀とかからも内定をもらっていたけど、銀行なんかよりメーカーの方が、人情味があるというか、泥臭いというか、なんか人と人とのふれ合いがありそうと思ったから今の会社を選んだ。ヘルメットだってアメフトで慣れっこだし、作業着を着て現場に出れるってのも、俺にぴったりな感じだと思う。

工場長も男気があり、人間の温かみを感じさせてくれる人だから、今の環境でバリバリ頑張ろうって、そんな生活を送っていた。

そんな矢先に、工場長が異動でどこかに飛ばされるなんて噂が流れてきた。
まさか。。。


<第3話>

「あなた、お風呂が沸いてるわよ。最近お疲れみたいね。温まってゆっくり休んでください。」台所から妻の声が聞こえる。

子供たちは無事に独立して、今は妻と二人暮らし。俺がこうして工場長になることが出来たのも、子供たちが無事に大人になることが出来たのも、全ては妻のおかげだ。

そして工場で働くみんなにも、支えてくれる妻や、生きがいを与えてくれる子供たちなど、守らなければならない家族が存在するのだ。

最近、部長が進めようとしている「工場合理化計画」。合理化計画という名のリストラ、首切り。たしかに、3年前までは不採算部門で会社の足を引っ張ってはいたが、中期改善計画のもと前期は黒字回復。そして今期も黒字見込みではないか。

俺も工場長になって5年。前社長の意思を受け継ぎ、現場の前面に出て、率先して中期計画を実現してきた。工場のみんなも一生懸命頑張ってくれた。やっと軌道に乗り、さあこれからっていう時に。結果も出しているのに。理不尽な首切りなど、納得なんか出来るわけがない。そして何より、頑張ってくれている工場のみんな。口が悪かったり、不器用だったり、いろいろな人がいるが、不採算部門を黒字化するために、一生懸命頑張ってくれた。その結果として、工場の今がある。

工場のためにも、工場で働く人々のためにも、工場で働く人々が支えていかなければならない家族のためにも、俺は、この「合理化計画」という名の首切りを、絶対に阻止しなければならない。断固、反対する!!

そんな俺に、部長からの呼び出しがかかった。


<第4話>

都内の某小料理屋。「工場縮小計画。成功すれば、お前も取締役の仲間入りだな。」お酒も入り饒舌な専務が俺に伝える。業績不振で前社長が引責辞任したのは3年前。社長交代により、社長−専務ラインの派閥の俺も、専務の計らいで事業部長へと順調に昇進。そして、今、目の前には取締役就任への道が開け始めている。これも全て専務のおかげ。

前社長の象徴とも言えるあの工場を大幅に縮小し、前社長の色、息のかかった人材をを全て無くすこと。専務、ひいては新社長の意向。それが、俺の出世の条件。人事部への根回しも済み、後任の工場長は俺の息のかかった部下を送り込み、工場で大幅なリストラを決行する。計画に問題ない。

「そろそろ実行に移す時期だな。」環八を走るタクシーの中で、俺の決意は固まった。

取締役まで、後一歩。


<第5話>

『これからの時代は国内から海外へ。我が社も生産拠点をアジアへシフトすることが必要だ。君の工場での実績は高く評価している。君の力を、我が社のアジア進出に生かすため、是非海外調査室で頑張ってもらいたい。』

人事部から呼ばれた後、事業部長から話があった。

君の実績を高く評価している、だと。とんだ狸め。だが人事部まで根回ししているとなると、どうやら俺の異動は揺るがないようだ。海外調査室か。事実上の左遷であることは誰の目にも明らかだ。たしかに、国内生産でコスト競争を勝ち抜くのは難しい。工場にもさらなる効率化が求められるのも当然だ。人員削減を含めたリストラクチャリングの必要性もやむを得ない。ただし、削減すべき人員は工場だけではなく、むしろ役員や本社にこそあり、
見直し再構築すべきものは、役員や部長などの心構えにこそあろう。

長かった工場勤務の終わりが現実味を帯びてきたが、工場とその従業員の未来は閉ざしてはいけない。


<第6話>

『おい、ケンタ。ちょっと飲みに行くぞ。』 上司の菊池課長に連れられ、居酒屋の暖簾をくぐる。

『お前、今日はいったいどうしたんだ。何ずっとふてくされてるんだよ。』 バイトと思われる店員さんが、ふてくされている俺とは対照的な笑顔で、生中2杯を運んできた。

『だって、工場長の左遷と工場の縮小なんて納得出来ないッスよ。』 ジョッキーの1/3程を流し込む。

『たしかに工場長の左遷はデメリットが多いが、工場の縮小は今の情勢を考えるとやむを得ない面もある。ケンタだってそれくらいわかってるだろ。』 笑顔がキュートな店員さんが枝豆とたこわさを運んでくる。バイトの女子大生だろうか。

『でも、工場長がいるから工場がうまくいってるのに。頑張っていて部下の信頼も厚くて、そんな人が左遷させられ、人望がないのに世渡り上手なだけで出世するなんて、そんなの絶対におかしいッスよ。何のために毎日頑張ってるのか、こんな会社にいていいのか、なんかわかんなくなってきました。』 串焼きを運んでくれたさっきのお姉さんに、生ビールのお代わりを注文する。キュートな笑顔が、大学時代のマネージャーのミキちゃんに似ている。

頑張っていたあの頃の記憶が蘇る。


<第7話>

大学4年の時、俺はアメフト部のキャプテンだった。今だから言えるが、キャプテンとしての自覚と責任は並大抵のものではなかった。ただ、キャプテンを任される以上、それは当然だった。

お金目当てではなく、私利私欲のためでもなく、自分のために、仲間のために、そしてチームのために、大学生活という貴重な時間を捧げてくれる、大切な仲間達。絶対に裏切ってはいけない存在。

そんな仲間達みんなの想いを背負って、キャプテンとしての決断をしていかなければならない。明確なビジョンと、それを実現する具体的なイメージを示しながら。たかだか50人ちょっとの部活のキャプテンでさえそうなんだから、みんなの生活や将来をも背負いながら、みんなから慕われ続けたあの工場長の苦労は計り知れない。

はたして事業部長や新しい工場長は、いったいどれほどのものを背負ってくれているのか。僕たち部下に対して、どれだけ責任を感じてくれているのだろうか。不安は尽きない。

会話を続けながらも、いつの間にか、課長はビールから熱燗へと変わっていた。


<第8話>

熱燗をやりながら、課長がしんみり語り始めた。

『俺たちも入社したての頃は、やってやろうじゃねぇかと、熱いハートを持った仲間が多かったな。ケンタを見てると思い出すよ。』ナスの浅漬けをつまんでいる課長の顔に笑みが浮かぶ。

『課長が入社した頃って、高度経済成長の時代ッスか?』

『バカやろう。俺がそんなに老けて見えるか?俺なんてついこないだも、30代かと思ったぁ〜、って言われたんだぞ。吉祥寺のキャバクラの○×△□。。。おい、何冷たい目で見てるんだよケンタ。冗談に決まってるだろ。』軽く無視してミキちゃん似の店員さんにカシオレを注文する。

『でもうちの会社も当時はすごい勢いだった。技術革新やらなにやらで、現場だけでなく営業や事務方でも、モノづくりの誇りを感じていられたんだ。多分、会社や仕事に夢を持つことが出来たから、出世や保身なんか考えなくとも良かったのかもしれないな。』カシオレの甘さとともに、複雑な想いが胃を通じて体に響く。


<第9話>

『まあ、ケンタの言いたいことも理解出来る。そして、時代背景や経済情勢が大きく変わり、会社も右肩上がりではなくなったことも要因の1つだ。それで、お前はどうするんだ?ふてくされたままでいいのか?』課長はいつになく真剣な眼差しだ。

『今回の会社の方針は到底納得なんか出来ません。新しい工場長にも会ったことありませんし。と言っても期待なんかしてないっすけど。課長のおかげでちょっとは頭が冷めました。馬鹿なことはしないから安心してください。モチベーションをあげるのは難しそうだけど、工場のためになんとか頑張ります。』 周りのテーブルのサラリーマン達も、ボチボチ切り上げる時間帯だ。

『ケンタ。俺たちサラリーマンは所詮仕えの身だ。だが誇りを持って、強い心を持って頑張らなきゃいかん。社会や会社の中で、汚い部分やヒドい部分が見えるときもある。そんな時も心を折るな。強い心で頑張れ。そして、今ケンタが抱いているような感情を忘れないで、お前ら若い世代がこの会社を変えていくんだ。だからくじけるな。』

酒が入っているせいか、課長の言葉で体が熱くなっていた。


<第10話>

『ご馳走さまでした。今日はいろいろありがとうございました。』そう言って僕は課長と別れ、帰りの電車に揺られている。

課長とは色々な話をすることが出来、事実僕の心は落ち着きを取り戻しつつあった。たしかに今の俺の力では、
何も変えることなど出来ないし、誰も守ることなど出来やしない。だが、真面目に一生懸命働いている人達が同じ目にあわないように、希望を持って入社してくる後輩達が同じ思いをしないように、俺は知識と経験を積み、モノを言える力をつけていくしかないんだろうな。

『長く遠い道のりだな。』つり革に掴まりながら、独りつぶやく。周りには仕事帰りのサラリーマンやOLばかり。くたびれている姿もあれば、赤ら顔でご機嫌な姿もある。窓に映る僕の顔は、やや疲れてはいるけれども、目はまだまだ死んではいない。

駅からアパートまでの帰り道。夜空を見上げると、東京にも、北海道と同じ月が顔を出していた。『窓にうつる 哀れな自分が 愛おしくもある この頃では 僕は僕のままで 譲れぬ夢を抱えて どこまでも歩き続けてゆくよ いいだろう? Mr.myself?』ミスチルを口ずさみながら、僕の心は明日に向かっていた。

<後半に続く>

※この物語は、「かけだし金融マン」で2008年2月に掲載された、自作の短編小説です。

kou_blue97 at 22:43|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 后箆∈椒轡蝓璽困發痢 

2013年05月13日

Waンダーランド

徳島県内の公園や自然めぐりを満喫していますが、先週末はここ。

「Jパワー&よんでんWaンダーランド」で自然と科学を体験。

館内では発電のしくみや科学の不思議を分かりやすく紹介。

屋外には四季を彩る草花や大きな芝生広場があります。

館内の写真は撮り忘れてしまったぜ。。。

ca640341.jpg外観


溢れるばかりの緑。

透き通る青空。

遠くに広がる海。

そして、火力発電所も。

a0397d1d.jpgお花


お花が綺麗です。

f1fb999e.jpgスライダー


ここからの眺めも最高。

f143a089.jpgすべり台


妻と息子と娘で、すべり台競争。

bcee8bc9.jpgスパイラル


子供達を放牧中に、妻とキャッチボール。

もちろんフラッグ用ボール。

スパイラルも年季が入ってますなぁ。



「Wa」には、いくつかのメッセージが込められているとのこと・


地域のみなさまと発電所をつなぐ「和」。

美しい自然環境との融合を表す「環」。

技術や知識が伝わっていくイメージの「輪」。

そして新しい発見に驚き感動するときの「わ!」という声。



楽しかったです!

kou_blue97 at 21:46|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 供淵廛薀ぅ戞璽箸里海函 

2013年05月11日

カレーでも食うか?

パブでお酒を飲み、会話を弾ませながら夜が更けていく若者達。

話は大きくなり、夢が膨らむ。

ちょっと小腹が空いた感覚になり、〆にもう1軒という流れ。

「Curryでも食うか?」





飲んだ後の〆。

日本なら、ラーメンですよね。

一部地域ではうどん。

所変われば、イギリスだとCurry and riceになるわけです。

さすがイギリス。カレーライス発祥の地。

イギリスのカレーは、スパイシー&フルーティー。

スパイシーでフルーティーなんて、恋の味わいに似てますね。

ほんわかしそう。



日本だと、英国風PUBで飲んだ後にカレー又はスープカレーなんて、イングリッシュ的でカッコイイんじゃないでしょうか?

今度やってみよう。



カロリーとか塩分とか、メタボ的にはラーメンとカレーだとどうなんだろう。


kou_blue97 at 09:50|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 察覆修梁召里海函 

2013年05月05日

こどもの日

こどもの日ということで、公園とお風呂があるところに行きたいというオーダーを受け、今年は吉野川ハイウェイオアシスで遊びました。

公園の大きな遊具で一通り遊んだ後、階段を下りて吉野川へ。

鴨が泳いでます。浮いているのかな。

85b40d0a.jpg四国三郎吉野川


徳島県の名勝・天然記念物に指定の「美濃田の渕」

afe85280.jpg川遊び


藍碧透明の水面には「獅子岩」「鯉釣岩」「作造岩」などと名付けられた奇岩、怪岩がぽっかりと浮かび、神秘的な趣をたたえています。

c2e75dd2.jpg遊覧船


遊覧船にのって、空気と風が気持ち良い。

aa32e0cc.jpg石焼いも子


お昼頃、駐車場に車を止めると、聴きなれた曲が流れてました。

「いい肉日和」

子供達が、車を下りて走り出します。

歌っているのは、徳島で活躍している、芋は売らずに夢を売る、『究極のB級グルメ』こと石焼いも子さんです。

3566b967.jpgCD購入


ミニアルバム「お子様ランチ」購入しました。

サインもしてもらい、握手も。



公園で遊び、遊覧船で美濃田の渕を堪能し、美濃田の湯で汗を流し、ご飯を食べ、石焼いも子さんの2ステージを見て、子供達も大満足。

帰りは、購入したばかりのCDで歌い疲れ、子供達は爆睡。

そんなこどもの日になりました。

kou_blue97 at 08:00|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 供淵廛薀ぅ戞璽箸里海函 

2013年05月04日

鯉のぼり

昔、1匹の鯉が激しい滝水に逆らいながら竜門を登りきったところ、鯉は竜へと変身し、天に昇ったという、そんな登竜門の伝説が生まれるくらい、鯉って生命力が強いんですね。

わが子も、人生という激しい流れにあっても、力強く生き抜いて欲しい、なんて人並みに思ってしまいます。

そんなわけで、鯉のぼり。

fc7c67e9.jpg鯉のぼり


澄み切った空気と、生命力を感じる山々の緑に囲まれた美しい川の上を、約2,000匹の鯉のぼり達が、気持ち良さそうに泳いでいました。

今年もまた、たくさんの子供たちに見上げられ、たくさんの親御さん達の思いを感じていることでしょう。

この鯉のぼり達が見守ってきた子供達も大きく成長し、たくさんのドラマが生まれているんだろうな。

1年間、鯉のぼり達が溜めたパワーとエネルギーを、訪れる子供達に振りまいてくれているんですよね。

あざーす。

4bea0205.jpg加茂谷


上から見下げる川と鯉のぼりも、いとをかし。

趣があります。

0a2e73bc.jpg河原で宝探し


一生懸命探しましたが、見つかりませんでした。

難しーよ、これ。

6f7fa379.jpg


さらに上流に向かうと、美しい自然の景色が続きます。

14552608.jpg鯉に餌


鯉に餌をあげて喜ぶ子供達。

鯉に恋焦がれています。



鯉のぼり。

お父さんの黒は、冬と水。
冬のようにかたく動じないどっしりと構え、水のように命を支える重要な存在。

お母さんの赤は、夏と火。
火のように色々なものの源であり、夏のように命を育むたくましい存在。

子供たちの青や緑は、春と木。
たくさんの木々が芽吹く春は、すくすく成長していく子供そのもの。



子供達の将来について、親としてどうあるべきかについて、しっかり考えろよ!

と、鯉のぼり達に言われたような1日になりましたとさ。





kou_blue97 at 01:00|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 供淵廛薀ぅ戞璽箸里海函 

2013年05月03日

仕事を頑張るためのメッセージ&メロディ

さて、子供達寝かしつけて、明日の予定を考えて、眠れなくなりました。

4月に入って、仕事も順調に忙しくなってきました。幸せなことです。
仕事では、車で外回りをすることが多いので、外回り用のCDを常に携帯してます。
CDってゆーのが、またちょっといい味だね。
その中でも、仕事を頑張るモチベーションとなるのが次の2曲。

1.Prelude/Mr.Children(アルバム SENSE)
Prelude


最近は、こればっかリピートして聴いてるなぁ。特に気が重い打ち合わせ前は。

〜首を縦に振るただそれだけで昨日が過ぎてしまった そんな自分を嫌にならない為の言い訳を自分に繰り返しやり過ごしているのなら〜

〜信じていれば夢は叶うだなんて口が裂けても言えない だけど信じてなければ成し得ないことがきっと何処かで僕らの訪れを待っている〜

〜長いこと続いてた自分探しの旅もこの辺で終わりにしようか 明日こそ 誰かに必要とされる自分を見つけたい〜

ネガティブなんだけど、ポジティブなんだよね。
メッセージが、ちゃんとメロディにのって、僕の心に染み渡る。
そして、モチベーションに変わるんだわ。
言葉では言い表しにくいけど。そうなんです。



2.東京/Mr.Children(アルバム SUPERMARKET FANTASY)
東京


昨年の後半は、ずっとこれでした。

〜描いた夢 それを追い続けたって 所詮 たどり着けるのはひとにぎりの人だけだと知ってる「それならば何のために頑張ってる?」とか言いながら分かってる この街に大切な人がいる〜

僕らが頑張る理由って、もう夢だのなんだのって言い続けていられないけど、大切な人だったり家族だったり、そのために頑張ってんだって再認識出来ますね。

今の自分でも、すんなり心に入って来ます。


さて、連休はリフレッシュして、仕事のエネルギーを蓄えよう。




kou_blue97 at 00:54|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 機併纏のこと) | 察覆修梁召里海函

2013年05月02日

GWの過ごし方

さて、GW連休後半に突入です。何しよ〜かな。

blogをやってると、昨年のこの時期は何やってたかなとか、その前は何やってたかなとか、振り返れるのが良いですよね。でも、読み返してみると、恥ずかしくて嫌になる記事も多いけど。。。

ということで、blogを始めた7年前からGWはどんな過ごし方してたのか振り返ってみましょう。



<2006年>
埼玉に転勤して1ヶ月。都会での暮らし。仕事もガラッと変わって戸惑ってますね。
満員電車で押しつぶされて、あんこがはみ出ちゃいそう、とか言ってますね。
完全にいってますね。新しい街を散策して過ごしてたようです。

<2007年>
娘が生まれたばかりなんで、妻の実家の山形で過ごしてますね。
週末に山形に新幹線で向かう単身生活。懐かしいな。

<2008年>
千葉に転勤してますね。一家風邪でダウン。
そんで、ベランダでプランター始めた年みたい。
ミニトマト、キュウリ、ナス、ピーマン、落花生とか。

<2009年>
結婚式参列で山形に行ってます。
新幹線で子供達もはしゃいでるわー。

<2010年>
特に何にもない。
毎日、公園やら何やら、近くで遊んでるっぽい。
鹿島神宮でパワースポットしたり。ちょっと茨城も。

<2011年>
大震災の年ですね。
息子が入学、娘が入園したんで、無理せずのんびり。
公園ばっか行ってるな〜。
成田ゆめ牧場とかも。

<2012年>
動物園、海、公園、科学館。
なんか普段通りですな〜。


なんつーか、参考にならん。
でも、毎年毎年、家族仲良く過ごしてるのは実感出来てる。
まぁ、いいか。
今年も、家族仲良く、過ごせばいいや。



kou_blue97 at 23:11|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 供淵廛薀ぅ戞璽箸里海函 
Profileです。

kou_blue97

〇札幌生まれ札幌育ち。現在は東京在住(←徳島←千葉…)。転勤族のサラリーマン。ミスチル世代の団塊ジュニア。
〇好きなモノ
 アメフト観戦、ミスチル鑑賞、blog執筆、子供とおでかけ、宮脇咲良を応援、転勤で知らない土地を満喫、現実と妄想の狭間で微笑ましく生きる、小さな幸せのかけらを積み重ねる。

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